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キャリアコンサルタント更新への道③(メンタルヘルスの理解と対応)

こんにちは、かえるです。

キャリアコンサルタント資格は、5年ごとに更新が必要で、更新には
・8時間の知識講習
・30時間の技能講習
の受講が必須となっている。(一部免除条件あり)

今回はそのうち、「メンタルヘルスの問題におけるキャリアコンサルティングの特徴や留意点」についての講習に参加し、その際まとめた内容を記事にした。

キャリアコンサルティングを求める相談者の中には、心身の疲れや不安を抱え、心理状態が不安定であることがある。相談者の問題構造を理解するためには、ライフステージの発達課題や危機、その世代特有の健康障害を考える必要がある。

相談者がメンタル不調に陥ると「何もしたくない」「やる気が出ない」など思考力判断力が損なわれ、その人本来の考え方、能力、適性などの自己理解を適切にできなくなる場合がある。ひいては適切なキャリアプランを立てることが困難となる。また、メンタルヘルス面の安定しない状態でキャリアコンサルティングを進めるとストレスが増幅し、精神状態が悪化してしまうので注意が必要。そのような場合は退職決意などの重要な決断はやめるべきである。
キャリアコンサルタントは、相談者のこうした状況を、コンサルティングのとくに初期においてしっかり把握し、的確な見立てに基づき、適切なケアや指導を行う必要がある。


キャリアコンサルタントは、メンタルヘルスの問題を持った相談者の治療を目的とした心理療法とは異なる点を留意する。また、その自らの任務の範囲を自覚し、その範囲を超える業務依頼を引き受けてはならないことを常に心に留めておかなければならない(特に責任感が強い人、ホスピタリティが高い人は要注意)
事業場内産業保健スタッフと連携し、必要に応じて心の問題や症状が深刻な場合は事業場外資源である治療の専門家(心療内科医・精神化医等)へのリファーを行うことも有効な支援である。
その際に活動エリアにおいて日頃からのネットワークづくりが必要(良い精神科医など)
また、リファーは早めが良く、ここまではできますなど精一杯サポートさせていただきますという気持ちは必要。

代表的な精神疾患の理解は必要。
その他どのようなライフイベントがストレッサー(ストレスの原因となる刺激)になるのかの理解はクライアントとの共感につながる可能性がある。

傾聴の基本的態度としては相談者が自らのストレスを話し始めた、様子から心の病が懸念される場合はまず受容的な態度で話を傾聴する。
相談者が置かれている状況を理解しようとする態度で話を聴き、辛い気持ちに共感する。そのような態度や姿勢が伝わることで、相談者の心理的な負担が軽減され、助言を受け入れる気持ちになる。
話しをよく聞かずにアドバイスしたり、叱咤激励、相談を受けられないとはねつけたりはやってはいけない。相談者の状態(顔色や髪がボサボサ)が悪いと思われる場合は確認するようにする(相談者からのシグナルを見逃さない)

以上がレポートです。


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