フランス編-人生で本当に必要なことを見つめる

こちらのnoteは「mameka記」シリーズになります。

片道パリ行きの航空券をSkyscannerでとった。帰りのチケットはまあ、後から考えよう。

肌寒い冬、飛行機に長時間揺られ、アラブ首長国連邦経由で、シャルルドゴール空港に到着した。

「よう、mameka久しぶり!」

彼の名前はE。とても澄んだ青い目をしている筋トレ仲間だ。
数日間のパリの観光で、彼の所に滞在させてもらう。

「前会ったときは、経済学を学んでたけど、今、プログラミングスクールに通っているんだ。これから、プログラミングスキルは必須になる。mamekaも絶対に学んだ方がいいよ」

聞くと、既に、プログラミングを習得しているらしい。

ものすごい学習スピードだ。Eは、日本にいたときでもダントツで日本語の習得スピードが速かった。

「あと、最近こっちで瞑想が流行り始めてさ、マインドフルネスってやつ?毎日やってるよ、まあ、そんなことよりパリの街を案内するよ」

モンマルトルの丘、シャルルドゴール広場、凱旋門、エッフェル塔どれも実際に見ると感慨深く、洗練された歴史を感じる。

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「どう?パリの街並みを見て?東京と違うでしょ?」

確かに、周りを見渡してみると、チェーン店やスーパーがとても少なく、何より景観が整えられている。

ガヤガヤしたアミューズメント施設もない。八百屋やパン屋など個人商店が栄えている。

そして、ルーブル美術館に行ったが、あまりにも作品が多すぎて全て見て回ることができなかった。

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Eが飽きてきたようなので、出ることにした。パリのオススメのカフェに案内してもらった。

「日本に住んでみたけど、改めてフランスは良くも悪くも個人主義が進んでいると感じたかな。
 日本で働いている人のサービス精神はすごいね。一方、同時に、そこで働く人にとっては、少し窮屈に感じるのかな?とも思ったよ」

Eはとても本質を見極めている。このカフェだって、カフェモカがとても美味しい。とてもリラックスした気持ちになる。

「mamekaは、パリのスタイルは好き?」

個人的にとてもパリのスタイルは好きだと感じた。

「僕個人の意見だけど、パリの人達は、”ブランド”モノを嫌う。なぜなら、精神的な充足を重視しているから。周りを見てわかるように、文化・芸術が流行っているのはそういう理由」

確かに。パリはいろんなブランドの発祥地というイメージがあったが、いろんな人と話しているとさほどブランドには興味がないように感じた。

「あと、自分のスタンスやスタイルを確立している人が多いかな。自分の軸をもてば、本当に大切なことに目を向けられる。生きているうちに、できるだけ本当に大切なことをしたいと思うだろ?
 文化・芸術はそういう意味で、とても良いアクティビティだよ」

文化・芸術か。確かに、ヨーロッパ観光の醍醐味だ。

「日本には、たくさんの”本物”といわれる歴史的資産があるのに、世界が思うほど人々が目を向けてないのはとても疑問に思うよ。まあこの話はおいといて、これから”マレ地区”を案内するよ」


カフェを出てから、ふと考え始めた。確かに、今、私たちの周りにはモノが溢れすぎているのかも知れない。
求めれば求めるほど、欲求は最大限なく続く。そうしたことに、Eは既に気づいているのだろう。


確かに文化・芸術は見てて飽きないけど、趣味として考えることは普段あまりなかったな。

Eが言うように、本当に人生に大切なものは何かもう一度見つめてみようと思った。

(つづく)


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