転職したい理由

 今の会社に入って半年。一度も楽しいと思える瞬間がない。

 なぜだろう。人には恵まれている。優秀な人材ばかりでコミュニケーションコストもかからない。

  1. 客先対人によるストレス

  2. 製品の未成熟さゆえの誤魔化しオンボーディングへの罪悪感

 以上2点が思いつく。

客先対人によるストレス

 元々は内勤として社内の人間とのやり取りを中心に業務を行っていた。いわば横柄な形でも多少許される環境下でベンダーをこき使いつつ、色々と事業を進めていた。一方で現在はそのベンダーの立場となり、色々と好き勝手言われつつ業務を行うことに対して非常に強いストレスを感じている。
 これに関しては、元々ベンダーを酷く扱う上司などに対して大きな疑問を抱えていたのでそのギャップ解消をしたいという理由では正当な道を歩んでいる。正しさとは何か。私は横柄なままでも気配りを持って反面教師で接していれば、クライアントの立場で今でもぬくぬくと仕事ができていたかもしれない。

製品の未成熟さゆえの誤魔化しオンボーディングへの罪悪感

 ベンチャーあるあるなのだろうか。とにかく製品のサービス内容が足りていない。どんどん進化する過程を楽しめればいいのだろうが、常に足りない点ばかり追求され、バグも多い中で私自身は将来に対して強い不安を抱え続けている。一方でこれに関しては日々解消される事案も多く、そういった意味合いではこのカオスを楽しみ、変遷を楽しむ矜持が必要なのかもしれない。

大きな不満はないのだろうか

 大きな不満もなく、なにか明確にやりたいこともない無い中でないものねだりをしている気がしてくる。今あるものに感謝する姿勢。与えられた環境の中で最大限の努力を行う姿勢。そういった基本的な態度が自らに欠如しているようにも思う。

 どの製品にだって足りない点はある。どんな仕事でもやはりどこかの下請けであり、無理難題は提示される。その中で自分の精一杯を示すことで、今日もなんとかベストは尽くした。あとは天命に身を委ねよう。そういった謙虚な姿勢が求められるのかもしれない。

 辞めたい理由が不明瞭な今。動くのは危険なんだろうな。。。

 それでも私は。今は眩暈や息苦しさを感じ続けている中でどうしても今ある環境が正しいと思えない。

 健康被害が出ている中でどこまで誤魔化していけるのか。

 絶望するほどの状況でもないが、不安は尽きない。

 社内コミュニケーションでの寒いノリというか、なんとかなるっしょ的な前向きなエネルギーが眩しくて正直胃もたれしているところもある。

 皆優秀なのにハードワークもできて前向きで、一体全体どこからその活力が湧いてくるのかと疑問しかわいてこない。ひねくれているのだろう。
 
 疎外されても文句を言えないような怠惰な姿勢をいつまで続けていけばよいのか。多分、それも客観的に見たらそこまででもないのだろうが。

 私は自己肯定感が低い。その中でどうしても今のパフォーマンスに満足できず、とはいえガムシャラに頑張るようなバイタリティもなく。ないないない。状態だ。

 皆どうしてそんなに眩しいの。と。私は比較主義を捨てたいと願いつつも常にどこかで誰かと比較して自分の至らぬ点を顧みて恥じてしまう。

 辛い。辛い。涙が出てこないことがさらに辛い。泣けるほどのものがない。

 私はこれから先。どこに向かえばよいのだろうか。誰も教えてはくれない。自分自身で答えを探すしか無いのだ。内省ばかりで行動が伴わないとこんなにも思考はぐるぐると堂々巡りしてしまうのだな。

 私に必要なことは当たり前のタスクを粛々とこなしつつ、新しい環境を自分で言語化してそれを今の場所なのか、他の場所で作り上げることなのだろう。完璧なノンストレスな環境なんて存在しない。

 どこにでも濁りはある中で、私はどうしたら健康で文化的に働き続けることができるのだろうか。。。南無三。

虹のアーチ

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