見出し画像

棚貸し本屋の店番日記 #10 イベント振り返りのこと

ビールが呑める大人の図書室。

夢オチの可能性を残しつつ、数年後の実現を目指しながら、西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしています。

先週末に開催したイベント 「まつりのあとのお茶の時間」は無事に終了致しました。
お越し頂いた方への感謝が尽きぬ中、時間か経つと、直後には気付かなかった反省が出てきました。備忘のために残しておきます。

玄人衆には当たり前かも知れませんが、初めて企画・運営する者にとっては、何もかもが戸惑うことばかり。このメモが、迷える子羊の道標、産まれたての子鹿の支え、千鳥足の酔っぱらいたちの参考になれば幸いです。

ちなみにイベントの概要は以下の通り。

【日時】
・2023年11月12日(日)12:00〜15:45
【会場】
・入居するシェア型書店の一画
【対象】
・noteを利用されているクリエイター
【目的】
・クリエイター同士のリアルな交流
【内容】
・お茶会(お菓子の提供、持ち込みあり)
・作品の展示と販売
【告知】
・note、X

文学フリマ東京37の翌日、11/12(日)を開催日としたのは、遠征でいらした方たちの来やすさを期待しました。
北海道と大阪にお住まいの、あのお二人にもお越し頂けたのは嬉しい限り。だけど文フリでブースを巡り、翌日に初イベント開催するのは、体力が衰えつつある中年男子には厳しいものがありました。また、楽しく、飲み放題だったからとはいえ、前夜の深酒もいけません。

「イベント前に予定を詰め込み過ぎない」

が最初の反省です。

会場は、棚をお借りしているシェア型書店の一画を使わせて頂きました。

何人かの方は、これまでにお越し頂いたことがあります。それですっかり油断していたのですが、駅至近でも、皆さん初めては道に迷いがち。
今回も初来店の方は、辿り着くまでにご苦労されたと伺いました。

「会場までの道順をしっかりお知らせする」

こちら、次回は忘れぬように致します。

当日は10名を超えるnoter さんにお越し頂きました。混雑する文フリ会場ではなかなかゆっくりお話できませんが、こちらでは腰を据えておしゃべりできます。
目的である「クリエイター同士のリアルな交流」が実現できたのですが、店番をしながらでしたので、ちょっとアワアワしていました。
そんな中でも、共同で企画をしていただいたぼんラジさんをはじめ、おもてなし上手の皆さんのおかげさまで、無事に乗り切ることが出来ました。

「一人で全部やろうとはしない」

これ、本当に大事です。
全部抱えて主催者が余裕を無くすより、みんなで雰囲気を作る方が上手くいく気がします。

そしてこの度は、落語好きも集まるお茶会ということで、長屋の花見よろしくお茶けもございました。
「ふふ、もしかしたら本当のお酒も混じっていたかもしれませんね」と、いまさらにカマトトぶってみます。

当日は西日暮里のご縁でつながったbonbon堂さんの焼き菓子も販売。皆さんにお召し上がり&お買い上げ頂きました。
それにしても、それぞれのお菓子のおすすめポイントを、カードにすれば良かったと、後になって気付きました。
前日納品頂いたのですから、試食と称して先に楽しんで、きなこクッキーには「ミルクティーがおすすめ」とか、マロンケーキは「栗がゴロゴロ」なんて、イラストを添えて紹介したかったです。

皆さんの作品の展示も、前回や前日に、文フリで使った宣伝資材もお持ちだったのにと、なんでお願いしなかったのかと今さらに気付き地団駄です。

「全体を把握するための工程表」

なんて反省を踏まえ、こちらの重要性をホントに実感しました。
小規模とは言え、抜けや漏れは発生するもの。メモ書きと脳内メモリでは限界がありますので、次の課題として覚えておきます。

告知についてはnoteとXで行い、フォロー頂いている方を中心にご紹介頂きました。

惜しむらくはフライヤー、またはポストカードを作らなかったこと。

デジタルで拡がる言葉だけでなく、イベントのコンセプトを盛り込んだ四辺の紙を手渡すことが出来たら、もっと繋がれた気がします。
文フリで訪ねた、初めてお会いするnoterさんのブース。自己紹介と併せてお渡しできたら良かったなと。

「デジタル以外の告知方法もあると良い」

デザインの得意なクリエイターさんの存在を思い出し、歯がゆい気持ちで一杯です。

なんて、さんざっぱら反省点を書き連ねたのは、それだけ今回のイベントが楽しかったからです。
人間はいやらしいもので、次を期待してしまうんですよね。

次回また、企画する際にはより良いイベントにしたいなと思います。よろしければまたぜひ、西日暮里に足をお運び頂ければ幸いでございます。

この記事が参加している募集

イベントレポ

文学フリマ

頂いたサポートで酒を呑み、それを新たな記事にすることで「循環型の社会」を実現します。 そんなほろ酔いで優しい世界、好事家の篤志をお待ちしています。