人生を変えた日

今日は32年前に母親となった日であり、8年前に夫が告知を受けた日でもあります。
この日を境に目の前が一変したので、12月4日がくるたびに、いろいろ思ってしまいます。

夫が存命中からの会員で、常に支えてくれていたメンバーが昨年に続き、今年も旅立ってしまいました。
自身の体調不良もあり、気持ちが萎えがちなのが正直なところです。
一方、団体の長とは、自分の気持ちや状況に関わらず、冷静に考え、決断し行動することが必要な立場なのだと思っています。
昨日、がん対策推進協議会の配信を視聴しながら、ここで止まるわけにはいかないと何回も思ったし、なんだか気持ちがやじろべえみたいです。

希望の会には若い患者さんが多く、その状況を目の当たりにしていると、胃がんはもちろんだけれど、ライフステージによる支援、地域格差、社会の理解など、取り組みたいことが山積みです。

積極的に学び、自分の意見を持ち、発言し、様々な意見を知り、視野を広げたい。

ただ、積極的にすると『しゃしゃり出る』的に言われることもあり、そういう言葉は、なにかの度に蘇ります。

静かにしていれば波風は立たない。それは保身なのか、和なのかを悩んでしまうことも少なくありません。

ずっと神経が張っている。
『平気』になっちゃいけないんだけれど、ぶれない気持ちを持つってシンドイなぁと思うのでした。

最近、NetflixでThe good doctorを観ています。
自閉症ながら、天才的な力があり、外科医として、様々な体験をしていく物語。

ウソとは。
相手の気持ち。
相手を想うとは。
何が大切なのか。


『あなたが言っていることは、皮肉ですか?励ましですか?』

そんなことに囲まれて生きているなぁと思ったりします。


全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。