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闘牛士とヨロコビの歌

暮らしながらラジオ
豆と小鳥エピソード163はきっとみんな大好きな「丼」がテーマです

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今日、ジムで偶然、久しぶりの友達に会いました。
私が滝汗でワークアウトしておるのを
遠目から見ておったよーで、
「なおちゃん、まるで闘牛士みたいな真剣な表情で頑張ってたね」
と言われた。
その言い方は小馬鹿にしてるよーではなくて、
同じ志をもつ仲間からの温かいエールに感じたので
ちょっと恥ずかしく思いながらもうれしく、
「せやねん、オーレ!って私の中に住み着いてるLazy Cow、
怠け者の牛と闘ってるねん」と答えた。

見られてる事を意識してない時の人の表情って、
その人の核みたいな部分が現れるよーな気がします。

高校生の頃、板画家の棟方志功さんのドキュメンタリーを観ました。
不思議とよく覚えてる。

棟方さんは極度の近視だったようで、
顔を木版にすり寄せるように作品を作ってはった。
ベートーヴェンの「喜びの歌」をハミングしながら木の粉をはらいながら没頭し、何かと闘ってはるような表情をされてた。
でも、対戦相手は他の人ではなく内なる何かに真正面から向き合い、
一心不乱に作品に取り組んではった。

その時の彼の表情がとても良かったの。
真剣に生きてる人だけが持てる、
純粋でヨロコビと苦悩を両立させてる表情だった。
だるいだるいと文句ばっかり言い、
自分のつまらない生活の原因をいつも外に探してた
当時の私にはジワジワくるボディブローのようだった。
つまらんのは生活や環境じゃなくて私自身やって気づきました。

あれから何十年もたった今、
とりあえずジムは真面目に通ってます。

今週のピックはナミンから夏に読んだらいいかな?って小説をオススメさせてもらいます。

奥田英明さんの「サウスバウンド」

破天荒父さんが沖縄を舞台に家族を巻き込んで大暴れします。
でも、結構、共感できたです。できるだけ正直に生きたいものです。




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