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言わなければいけない時はきっぱりと

豆と小鳥エピソード95はバクとナミンが大好きな
「コーヒー」をテーマに話しています。

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昔から上から一方的に押し付けられることが苦手です。
20代前半の頃、どこかで契約でバイトしてた時に
女の子だけ早く出社して、自分たちは吸ってない灰皿の掃除やお茶くみ、
机ふきが暗黙の了解義務となってることが解せなくて文句を言うたら、
その時の上司のおっちゃんが「かわいげのない女や」
みたいな反論しかできなくて、
結局、彼の禿げ頭にペコペコ音がするアルミの銀色の灰皿を投げて、
そのまま辞めたことがあります。
若いって元気があっていいですね。

海外に住んでることも関係するのかもしれないけど、
今は言わなくてはいけない!って時はストレートど真ん中に直接、
対象となってる人に伝えるようにしています。
今は大人やから感情的にはならずに言えるようになってると思う。
その方がめんどくさくなくて、お互いにボタンの掛け違えが少なくなるような。

そうできるようになったきっかけ出来事は、、、
小5くらいの時に球技大会での競技をクラスで決める時、
何故か執拗に担任がハンドボールを推すの。
ソフトボール、バレーボール、サッカー、バスケ、ハンドボール
が候補の球技。


別にハンドボールも嫌いではなかったけど、
あからさまに誘導しようとしてくる担任の魂胆が
気に入らなかったんやと思います。
おそらくクラスの大半が私のように、
ハンドボールにはなんの恨みもないが、
担任の上から押し付けてくる感じが
不愉快やったんやと思います。


だんだん「何がなんでもハンドボールだけは死んでもせーへん!」
くらいに気持ちが高まった。
で、ハンドボールが反対な子は挙手させられて、
なんで嫌なのかひとりひとり意見を言う羽目になった。

私は先生から押し付けられてる圧な感じが嫌なんを
上手いこと表現できずに
「ソフトボールの方が好きやから」みたいな事を言うたような気がします。


その時です、普段はおとなしいけど、眼光は常に鋭いYちゃんが
「ハンドボールは先生が押し付けてきてる感じがするから、
ハンドボールがどうのこうのより、その先生の感じが嫌なんです」
ときっぱりとのたもうたのです。

瞬間クラス全体がシーンとなり、その後でみんな、
ココロの中でスタンディングオベーション
「ブラボー!」と喝采の嵐に花吹雪。
端的に正直に自分の意見を堂々と言った
小5のYちゃんはホンマにかっこよかった。


担任が「ちっ、めんどくさ」って表情をしたのも、
私たちは見逃さなかった。
この一件以来、Yちゃんは一目置かれる存在へと昇格し、
担任はさらに人望を失う羽目になりました。


私は今でも勇気を出して意見を言わなければ
いけないシーンになると
あの時の勇ましい彼女を思い出し、自分を奮い立たせているのです。

桜並木を歩きながら
じぶんのために丁寧にコーヒーを淹れながら
眠る誘導のお供に
お聴きくださったらうれしいです。




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