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一度死んだから言えること


◉腰椎ヘルニアの真実②

ヘルニアとはラテン語で脱出という意味です。英語だとエスケープになります。

どうしてもこの脱出に囚われてしまいがちなのが、この腰椎ヘルニアの問題点です。何が脱出したのでは無くて、「なぜ脱出したのか?」を見なければ問題は解決しません。

つまり髄核がはみ出てしまうほどの圧力とは何なのか?ですよね。

すると誰もが「どんな圧迫をしたらそうなるのなか?」と思ってしまうのです。そしてそれを肉体的負荷と言う物理的な作用を考えてしまうからわからなくなるのです。

物理的に考えるなら、脊椎に対して垂直方向にかなりの圧迫が生じないとなりません。体は垂直方向に対しては、椎体や各関節がうまく分散させているので、私たちは重力にも体重にも負けずに起き上がって行動が出来るのです。

つまり、構造的には簡単に椎間板は潰れないのです。

ではなんなのか?

ズバリメンタルです。逃げ出したい状況が続いても、それが出来なかった場合です。極度の我慢とも言えます。

メンタルで?と思われるかも知れませんが、メンタルで潰瘍にもなりますし信じられない程度の事でボディは影響を受けてしまうのです。

よくあるのは、「こんな仕事を辞めたい!」と思うけど、生活や家族の為と思って我慢したりするって結構ヤバいです。仕事もしんどい上に「誰かのために」という重石が乗っ掛かっているのです。

まぁ極度のストレスの中で、そんな我慢を続けていると、人はそうなります。

では何故腰部なのか?となると、腰は人の構造の要になっていて腰=要(かなめ)なのです。そこを痛めると動けなくなるか、かなりの痛みを出すので身体を動かす事が難しくなるのです。要をやられてしまえば防衛は出来ないので、攻め込まれて一巻の終わりです

だからひどい時は這いずるくらいしか動かないのです。もっというなら痛みと同時に力が抜けるのです。『要』が『要』で無くなる理由です。そう言う場所が腰椎なのです。

そもそも腰椎は1〜5番まであり、どの腰椎に症状が出るか痛みの出方は全部違います。前述の様な這いずる場合だと、腰椎の3番となります。そこは捩れエネルギーを生み出す場所ですから、痛めると力が抜けるのです。

この様に嫌な事をやり続けてメンタルの内圧が高まる時に、腰椎3番へとその圧力がすべて伝わりヘルニアとなるのです。

まぁ簡単に言うと、身体は動きたく無いし働きたく無いのに、無理に自分が色んな理由をつけて無理強いをするので、ストライキを起こしてしまうのです。

考えてみれば単純なことなのです。誰だって仕事は楽しく無いけど、未来が夢がそこにあったりお金を貰えるからで、それでもストレスがそんな損得じゃ納得できないとなった時にヘルニアになります。

だから一番良いのは環境を変える事なのです。仕事なのか家庭なのか何がしらかのストレスがマックスにある状態で、そんな身体は硬直して疲れやすく筋肉はガチガチになっているので、更にパワーを掛けて動かさないと動かないのです。

メンタルのストレスがブレーキを踏んでいる身体に対して、アクセルを踏み倒している状態なのです。そんな無茶をすれば壊れますよね。これがヘルニアの実体なのです。

だからヘルニアな人には、いつも言っている様に意識改革が必要なのです。治療もですがこう言う状態の現状を無視している事を伝えねばなりません。

そして捩れて復元しきれない身体を元へ戻せば、大抵は動ける様になります。それでも痛みが続く人はその状態でいたいのです。こんなに自分を追い込んだ誰かに腹が立って許せないのです。

気持ちはわかりますがあなたが痛くてもその人は何ら苦痛を感じませんから損ですよー。相手の思う壺かもしれませんしね。

だから自分の身体に素直に謝って、自分が本当にするべきは環境を変える事なんだと気づき、それを実行していけばどんどんと良くなります。

腰痛って不思議なもので、病気では無いが誰もが同情してくれる便利な痛みです。様々な事がこの事で断れますし、親切な対応を受ける事間違いない。

しかし、病気だとそうは行きませんよ。会社を辞めるのでは無くクビになるかもしれません。長引くと同情もされません。

腰痛だと誰もが多少は経験があるので優しいのです。そこに甘えている限りは永遠に腰痛持ちとなるでしょう。そして最後にはオペをして身体を傷つけてしまう。

一生懸命にあなたを守って来たのに、「この腰のせいだ!」と恨まれて愚痴られて嫌われる身体のみになって下さい。

だからさっぱりと辞めるのです。苦しい思いを捨てるのです。環境を変えるのです。言いたい事を言わないでしょ?そんな事を辞めるのです。

「仕事を辞めたらどうするんだ?」そもそもそれを選んだのもあなたですからね。誰かに保険を掛けても意味がないのです。

全ては自己責任です。ここまで行って初めて治りたいと心底思うでしょうね。後は適切に捩れを戻せば動ける様になります。

私はそうやってクライアントさんに説明をして納得した上で治療をして来ました。それで痛みがなくなった方も大勢おられます。

あなたも痛みの向こうに何を抱えているのか?に気づきましょう。自分を責めても評価を下げても辛いだけで何も変わりません。

変えるのはあなたなのです。自分を変えるんだというか勇気なのです。行動なのです。

たぶん一番の問題は、自分がどこか怠けていた事に見て見ぬ振りをしていた事でしょうね。

今日は辛口になりましたが、健康はあなたの手の中にいつもあるものです。それを大切にできているかどうかです。健康に気遣っている事がそうではありませんよ。

全ては意識の問題なのです。

続く












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