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一度死んだから言えること!

◉緊急事態発生!?

私の肌は脂性のところがあり、その上に少し荒れているのです。マーゲンチューブはサージカルテープで、鼻に直接止められています。

この管は、こちらに来る前に入れ替えてもらったので、未だ新しかったのですが、ある朝急に詰まったのです。

点滴を鼻から栄養剤と共に入れられるのですが、そこにはもちろん薬も入れられます。

病院によってやり方が違うのですが、最初の特化型では一回に1.5時間から2時間掛けて、鼻から入れて行きます。

その際はベッドを45度くらいに起こして、私は身動きを厳禁とされて、ジッとその時間が過ぎるのを待つしかありませんでした。

それが一日に3〜4回行われるのです。まるで磔にされている様で、その間に寝ていると叱られるので、ただただ我慢の時間なのです。

もちろん様々な栄養素と薬を入れられるのですが、すごくゆっくりと落とされて行くので時間が経ち難いのです。

しかし、転院先では先に白湯を何百CCをサッサと流し込み、その後から1時間程度で栄養も薬も流し込みます。

この薬は液体のものも有れば、錠剤をその場ですり潰して入れ込んでるものや、粉状のものまで様々です。

それが上手くすり潰さず、ぱぱぱっとやっちゃうと、粉が溶け切らずに管に入っちゃうと、途中や出口辺りで詰まりを起こすんです。

これが点滴に2時間も掛けていた、理由なのです。

それを端折っちゃって、無理矢理流したら詰まったのです(笑)それも朝の6時に( ;  ; )

当直の看護師さんが慌てふためいて、同僚を連れて来て、あーだこーだとやっていたけど、埒があかなくて結局は引き抜いて、新しいチューブを入れ直したのです。

これね、なんとかしなくちゃと焦ったのですが、看護師がやっちゃうと医師法違反になる筈なんですよね。知らんけど(笑)

それを黙ってちゃっちゃっとやって「良かったですねー」なんて言ってました。それどころか私の選択したマーゲンチューブの細さが問題なんだとまで言って、自分たちのミスを消してましたね。

まぁ私はろくに話せないので、言いつけることなんてしませんけどね。私のせいにするのはやめて欲しいものです。

でもこのお二人は、私がベッドの柔らか過ぎて眠れないときに、言いましたら、夜中でもマットレスをベッドごと入れ替えてくれ、有り難かったので、これで帳消しにさせて頂きました(笑)

そして、実はこの問題はもう一回起きたのです。その時は転院初日の担当だった看護師2年目の方で、かなりオロオロされていました。

結局はこれも入れ替えるしか無く、今回は担当医の許可を得てから交換したのですが、入れ方が上手くなくて鼻の奥の所にガンガンと当たって痛いのなんのですよ〜

皆さんも鼻に水が入ったら痛いでしょ?あの辺りをチューブの先がガンガンと当たって、痛くて痛くて堪りません( ;  ; )

ごめんなさい!ごめんなさい!と何度も謝りながらするのですが、涙が出てしまいます。そしてようやく押し込んで終わりとなりました。

まぁそれがきっかけでその看護師さんとは仲良くなって、後々に色んな相談に乗ることになるのですが、その話はまた別の時に・・・。

まぁ医療現場ではあってはならないことが、意外とあったりします。私が昔に勤めていた大手の病院でもありました。

ちょっとの間違いで、人は容易に傷つきますし、時に死ぬ事も珍しくはありません。入院患者は治療を受けて、元気にはなっていても、脆弱さは変わりがありません。

私ももちろんそうです。健康体なら大した事もないものが、致命傷になりかねないのです。その一つが喀痰でした。

ほんの小さな粘着質の痰が張り付くだけで、呼吸困難を引き起こしているのですからね。

まぁオムツ騒動の次に起きた問題は、このマーゲンチューブの目詰まりでした。なーんだと思われる方は、弱った体の脆弱さが分からないだけだと思います。

本当に些細な事で、人はいとも簡単に死んでしまうのです。くれぐれもお忘れない様に・・・(^^)


続く

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