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18/40を視聴して思ったこと

深田恭子さんと福原遥さん主演のドラマ、18/40が最終話を迎えた。
このドラマ、お二人が好きだから見始めて、内容に期待はしていなかったけれど、安田顕さんが出ているってことは、結構深みのあるドラマでは?と一話で思い、実際にその通りだった。登場人物それぞれに、何度泣かされたか分からないほど泣いた。

まず第一に、あんなにリアルな出産シーンをドラマで見たのが初めてだった。妊娠したら、時が来れば子は産まれる。だけど、私もそうだったけど、お産ってとてもとても痛くて、長くて、意識もうろうとなりながら力を振り絞って、「もう無理!」と泣き叫びながら、ほんっとうにようやく子が出てくるもの。それをできる限り再現してくれて、本当にあのシーンは泣けた。母も子も、よく頑張ったね。二人とも無事で本当に良かった。と、ドラマなのに感情移入してしまった。

塔子さんとアリスの共同生活は、見ていて少しうらやましかった。いつも自分の味方でいてくれて、時には厳しい言葉もかけてしっかり向き合ってくれ、仕事の相談もできるし、いつも頼りになる女性。塔子さんが用意した朝食が出てきて、アリスが自然と「ありがとう」と笑顔になって。出産後は、塔子さんは仕事を二週間くらい休んでいた。休んで、しっかりアリスと海くんと向き合っていた。これ、理想的な夫婦像だなあと思った。男と女や、実の兄弟だとこんなにうまくいかなかったりするのかな?他人で、同性だから素直になれたり理解できたり、細かな気配りが出来たりするのかもと思ってしまった。

塔子さんとアリスがお互いに、出会ってくれてありがとう、今までいろんなものをくれてありがとう、という気持ちを持っていたのも、とても感動的だった。そう、一方的でなくて、そしてどちらかが負担が大きいとかではなくて、支えあって与え合っているから、素直に感謝の気持ちが生まれているんだなあ、と。

そして、徐々にしっかりと母になっていくアリスを、変わらず女性として愛してくれる祐馬。その愛に、自分の気持ちに対してようやく素直になれたアリス。そおっと祐馬を抱きしめ返す様子に、アリスの一歩前へ進む勇気を感じたし、鈴鹿君の心からの笑顔が何とも眩しく、こちらも心が満たされた。

本当に素敵なドラマだったな。色んな事が詰まっていて、息子が大きくなったら見せたいなと思うドラマでした。

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