見出し画像

妊活|不妊の原因探しをやめたら楽になった話

わたしの診断名は「原因不明の不妊」である。
わたしも主人も器質的な異常は見当たらない。

28から妊活を始めたわたしは「何がだめなんだろう」と、いつも原因探しをしていたのだが、32になってやっと「原因なんて探してもしょうがない」と思えるようになった。
すると、心がとっても楽になったのでそのことをシェアしてみる。

年齢も若かっただけあって、自分が不妊であるという事実は受け入れがたかった。一通りの検査をしても特に異常は見つけられず、「なんで私が不妊なの?」という思いばかりが募っていった。

器質的な異常が見当たらなかったため、私は過去の自分の行いを反省するようになった。

例えば、学生のころにトゲのついた言葉を友人にかけたことや、信号無視をしたことなど。

今まで気にしていなかった昔のことを引張りだして「あの時悪いことをしたから、今そのバチがあたっているんだ」と涙を流していた。

そうやって何度も何度も自分を責めた。

主人のことも責めた。あの時遅く帰ってきたからだとか、あの時協力してくれなかったからだ、とか。

もちろん主人との関係は悪くなったし、メンタル状態は悪化した。

何かで聞いたが、人間は原因探しをしてしまう生き物らしい。

そうやって自分の視点が過去に向いてしまう
そうして停滞感を感じて辛くなる

なんて悪循環なんだろう。
これではメンタルダウンもするよなあ。

この4年間で学んだことは自分や他人を責めても何も始まらないということだ。

原因探しなんてやめて、前を向いた方がいい。
それがなかなか難しいのだけれど。

今の自分から目をそらさずに、どのようにすれば先に進める可能性があるか考えてみる。

一気に解決できる方法も、ストレスゼロの方法も見つからないけれど。
少しでも、明るい未来になりそうな方法を見つけていけるように。

それに必要不可欠なのが、協力してくれる病院のスタッフさんや、夫だと思う。自分の心や悩みをさらけ出すのは勇気がいるけれど、一部でも全部でも委ねてみたらいいのだ。

さらには自分の知識をアップデートすることも大切で。
心と体の知識が身についたから、自分を肯定できるようになったというのもあると思う。

わたしにできることは微力かもしれないが、やっぱり同じ悩みを持った方に届くといいなあ。
あなたは一人じゃないし、その心の状態もおかしいことじゃないよって。

ぼちぼちゆっくり書いていこう。
ほんじゃ、またね〜!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?