見出し画像

互いの姿は見えないけれど①〜楽天店長とお客様の心温まる話〜


私が店長を務める
レザークラフト「マリボックス」

2008年3月に
ネットショップを開業。

以来ネットショップをメインに運営、
おかげさまで開業16年を迎えました。

ネットショップの売買は
互いの姿が見えない分「相手」を感じにくい。

けれども画面を通じて
確かに人は繋がっているのです。

……

高校生の卒業記念として
校章をプリントした記念品を
数十個制作させて頂いた。

納品後、お代が振込されるも
「あれ、少し多い?」

お客様にメールで連絡。
「多くお振込されておりまして、
差額をご返金したいのですが…」

しかし、意外な答えが返ってくる。

「色々お世話になったから感謝の気持ちです。
ほんの少しですが、受け取ってください。」

高校生とは思えぬ立派な振る舞い。
凛とした美しい姿勢を想い、たじろぐ大人。

(以下、心の声)

 若いのに立派だなぁ…
 しかし若い方から多くお金を頂くのも…

 いや、「若いのに」なんて
 お客様に失礼ですね。


せめてもの礼儀として
定型文ではない素直な言葉を綴り
メール送信した。

この胸いっぱいの喜びは、やはり
文字では伝えきれないのだけれど。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?