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私が大事にしている出会いや人

人生にはいくつかのステージがあるのかもしれない、そう思います。あるとき、こんなエピソードを耳にしました。もちろん、実話です。
 
Aさんが病院へ健康診断に行った時のこと。Aさんの主治医はレントゲンを見て肺にガンがある、と言い、今すぐにでも摘出手術が必要だと言ったそう。
 
でも、Aさん本人はそんなはずはない、と思い、別の病院でレントゲンをとったそうです。しかし、そこでもガンの疑いがあるので精密検査が必要だと言われました。
 
それも信じられず、次の病院へいきました。Aさんは自分の内側で起きていることはわかる、そう信じていたのです。なので、ガンは無いことを知っていました。
 
そして3つ目の病院へ出向いたら、その医師は、レントゲンを見て、こう言ったそうです。「後ろを向いてください」そして、医師はAさんの背中に付いてたピップエレキバンを外しました。
 
「これがレントゲンに写っていただけです。何も異常はありません。おかえりになって大丈夫ですよ〜」
 
その時、Aさんは"事実"を見たのはその医師だけだ、そう思ったそうです。

これを聞いたときに、何を諭すわけでもなくAさんはさらっと言いましたが、深いなあ〜と思ったのです。
 
 
 
人生にはいくつかのステージがあって最初は、現実に流されるだけのステージを生き、何も考えずにいられる道をいくのかもしれません。
 
でも、そこでこれで本当に良いのだろうか?そうした疑問や違和感を覚えた人は、考えるようになります。でも習慣的に流される人たちの中にいたら、そのまま、楽な道をいくのかもしれません。
 
真剣に考えた人は、その先に進むようになります。ただ、その道は決して楽だとは言えないかもしれません。
 
試行錯誤の連続ですし、考えるのが嫌になることも、周りの環境が変わっていくこと、人が離れていく孤独にも向き合い、それでも選んだ道を自分にとって正解にしていくことを選んでいくしかないと言えます。
 
そのときにアイデンティティクライシスを迎える人もいるかな〜と思います。
 
そしてその後はこれまで歩んできた蜃気楼のような世界からはっきりと輪郭が伴った世界へ移行します。現実が見えてくるのです。
 
え?それまでも現実を見ていたよ。と思うかもしれませんが、見えていたのは表層で、深部には至っていないことがほとんどです。
 
また、ここからやっと才能を発揮するステージに立ちますが、これも簡単だとは言えません。なぜなら、その道をすでに歩いて活躍している人など5万といるからです。

そこで出会うのがいわゆるメンターと言われる存在なのかもしれません。そこでは、様々な知恵を授けてもらえるので言われたことを素直に愚直にやることが、まず、第一歩で、それが定着するのに、人によって3年から8年はかかる、ように思います。
 
そこでやっと土台ができ、そこからは自分で考え抜いていくしかありません。自分のオリジナリティは最初から生まれず、こうして、ステージを上げていく中で養われていくものだと思っています。このオリジナリティを磨くステージに休みは無いと思った方が良いと思います。遊んでいる時もどんな時も、全てを学びや糧に変えていく、ということです。
 
そして、その後は天才性が発揮され人生の目的も明確になっていくステージが訪れる、そう言われています。さらに上のステージにたつと、その人独自の思想や哲学が生まれます。
 
私自身はまだ、オリジナリティを磨く段階です。
 
 
さて、先にお話をしたお医者さん、唯一、事実を見た人は一体、どのステージの人だとあなたは思いますか?

優秀(頭がいい)であることが良いわけでは無いことはわかるかと思います。稼ぎがいくらか、裕福であるか、というのも関係がなさそうです。もちろん、それも潤うのは当然ではあるのですが、それが全てでは無い、ということです。
 
もしもあなたの周りにレントゲンという映し出された結果だけを見ずに"事実"を見れる人がいたら、その人の声に耳を傾け、そうした出会いや繋がりを大事にしていくといいと思います^^
 


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