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魅惑のごどうふ

私が住む佐賀県もやっと梅雨入りして、本格的に蒸し暑い季節がやってきました。

こんな時期は食欲無くなりますよね。けれどお腹は空く…。そんな時にオススメしたい食べ物があります。

それは「ごどうふ」です。…と言ってもあまりピンと来ないですよね。

それもそのはず、これは佐賀・長崎の郷土料理なのです。豆腐と同じく豆乳から作られるのですが、豆腐はにがりを入れて固めるのに対し、ごどうふは葛やでんぷんを混ぜて作ります。

特筆すべきは、その見た目。豆腐がリラックスした姿とでも言いましょうか。普段我々が目にする豆腐は角があるのに対し、ごどうふは「角って何ですか」というぐらい柔らかい。豆腐の角に頭をぶつける心配がない安心設計であります。

口に含むと、柔らかさの中にもっちりした舌触りがある、なんとも不思議な食感。プッチンプリンのようにぷるぷるなのですが、箸で割ろうとすると、もっちり抵抗感を感じる程度に固さもあります。1番近いものは、胡麻豆腐でしょうか。しかし胡麻豆腐よりも、もっちり度は低く、口触りがつるつるしています。

冷蔵庫で冷やしたごどうふはトゥルプルで、食欲のない夏にぴったり。付属のゴマだれをかけていただきます。醤油ベースのゴマだれの甘辛さとゴマの香ばしさ、それにごどうふの素朴な甘みが見事にマッチして、口の中が癒されます。

こんなに魅力的な彼なのですが、全国的にあまり知られていないのが現状です。彼は県を代表するグルメになってもおかしくありません!そのくらい秘めたポテンシャルがあるとわたくし勝手に思っております。

ごどうふの魅力は分かったけど、近くに売ってないよという皆さん、大丈夫です。
佐賀に来ちゃいましょう。(え?)
旅の目的として美味しいグルメは欠かせませんよね?むしろ、旅の1番の目的にだってなり得ます。カニを食べに北海道へ行こう、うどんを食べに香川へ行こう。そういう感じで佐賀にも来ちゃえばいいのです。「ごどうふを食べに佐賀に行こう」と。そのくらい私はごどうふをオススメします。納得いただけなかったら全額返金!…と言いたいぐらい自信があります。

世間は空前のタピオカブームですが、私はごどうふを推していきたい。

今年の夏は、佐賀にごどうふ食べ行くのはいかがでしょう?
※決して佐賀県の回し者ではございません。笑

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