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わたしは、どう生きるか[65/100]

最近「なぜ働くのか、誰のために働くのか」さらに「どのように、生きるのか」を人に伝える機会があった。言語化するために、これまでの人生を振り返り、考えをまとめようと思考をめぐらせていた。

まず考えたのは、家族のため。
夫も頑張ってくれているが、娘たちの学費や、経験のためのお金を考えると、私も働く必要がある。

だけど、それだけ? というと、そうじゃない。

そうじゃないといいな、と思っている。娘たちとの時間を削って、ときには寝不足になりながら、働くのだ。家計のためのライスワークではなく、ライフワークを模索したかった。「誰か」の役に立ちたい。誰の? どんなふうに?

悩んだけれど、現在のところの考えはこんな感じだ。

まず、子どものために。そして子どもを育む、大人のために。「こうでなきゃ」という思い込みのタガを外して、心を安全にして暮らせる空気を興譲するために、書いて、発信できる人になりたい。

そのために、何ができるか。何を書くのか。誰をインタビューするのか。迷ったら立ち返ろう。もしかしたらまた、変わるかもしれないけれど。


ちょうどそんなとき、12月2-3日で、川内イオさん率いる稀人ハンタースクールの第1期合宿があった。参加して、仲間と話した結果、この気持ちは強くなった。さらに、その合宿からの帰り道に読みきった本が、私の想いを固めてくれた。

僕のような凡人でも、パブリックへの使命感が自分を強くしてくれるということ。
(略)
自分のために行動する人と、チームのために行動する人とでは、人間としての強さや優しさ、大きさが変わってくる。
(略)
「自分以外のパブリックへの使命感を持つ」

『「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと』
サンマーク出版/村田慎二郎

強く優しい人間になりたい。
いろんな奇跡が積み重なって、今私は生かされているのだから。

歴史に「if」はないと言われる。
でもどうしても考えてしまう。祖父が戦死していたら。祖父の兄が生きていたら。
そして、気づく。それは、遥か遠い昔の出来事ではない。手を触れ頭を撫でてもらえるくらいの関係性の人が、体験したことだったのだ。

Next generation【さとゆみの今日もコレカラ/033】




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