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〝きっかけ〟の彼ら



久々の投稿。

今回は、KANDYTOWNというクルーについて
つらつらと書きます。


KANDYTOWN

故yushi含め、計16人で構成されるKANDYTOWN
 東京都世田谷区出身のヒップホップ・クルー。2009年頃、幼なじみたちによって自然発生的に集結してクルーを形成。YOUNG JUJU、B.S.C、IO、KIKUMARU、呂布、YUSHIら総勢16名で構成。
2014年のフリー・ミックステープ『KOLD TAPE』、翌年の『BLAKK MOTEL』『Kruise』と2枚のストリート・アルバムを経て、2016年にメジャー1stアルバム『KANDYTOWN』を発表。
個々の活動も活発かするなか、2019年に2ndアルバム『ADVISORY』をリリース。
2022年に、翌年3月に終演することを発表、3rdアルバム『LAST ALBUM』をリリース。
tower record プロフィールより引用、加筆


また彼らの特徴は

  • サンプリング(過去の曲や音源の一部を流用し、再構築して新たな楽曲を製作する音楽製作法)を多用する

  • 過酷な環境で生まれ育った、辛い過去といった部分がなく、
    世田谷という何不自由ない生活を送ってきたシティーボーイたちが始めたクルー

  • ジャケット、pv作成にもメンバーが携わる自己プロデュースのクルー

  • 個々のソロ活動も多く、モデル業や俳優業、ブランドを立ち上げるメンバーもいる

などなど、、、


おそらくこの記事を読んでくれている方の多くが、 #KANDYTOWN や、 #HIPHOP というハッシュタグから飛んできた方だと思うので、彼らの概要はこの程度で割愛しますが、
もし、少しでも興味を持ってくだされば、さらに調べて見ていただきたく思います。



私にとってのKANDYTOWN



私にとってのKANDYは、

初めて自分で触れたHIPHOPというジャンルの音楽

でした。


きっかけはRyohuNeetzのあいみょんremix

Ryohu:MC Track Maker
ソロ活動も勢力的に行うメンバーの1人
Neetz:MC Track Maker Recording Engineer
KANDYTOWN作品の多くのプロデュースを手掛ける



リリース当時、あいみょんがただただ好きだった私は衝撃を受けてしまって。



Remix1つでこんなに雰囲気も何もかも変わるの!?

Ryohuの特徴的な柔らかい声は何!?

と。


ここから彼らのいるクルーであるKANDYTOWNの存在を知り、メンバーが皆幼馴染であることや、YUSHIというカリスマの存在、一人一人の作るバースやフックの重厚さと、ソロ活動や客演の密さなどなど。


とにかくRyohuをきっかけに、そこからKANDYを取り巻く何もかもに魅了されてしまったわけです。


Kool boy の美学
メンバーのIOが作成。
彼らのkoolの定義は、『シンプルなこと。仲間を大事にするとか、女の子を大事にするとか、親を大事にするとか。』
と語る。



今まで、邦楽、邦ロック、洋楽とそれなりに幅広い音楽を聴いていたつもりだったけど、HIPHOPの分野に関しては無知でした。

ただ彼らとの出会いをきっかけに80〜90年代の曲も聴くようになったり、ブラックミュージックに興味を持つようになったり。

とにかく彼らとの出会いをきっかけ
未知の世界の魅力や輝きを知ることができました。


だってそれまでは、
オバマがケンドリックラマーの音楽をよく聴いているだなんて。
ケンドリックが黒人差別に関して、強いメッセージをリリックに書いてるだなんて。
そしてそれが世界情勢にも影響を与える力があるだなんて。
今まで何も知らなかったんだもん。



そして、そんなきっかけを与えてくれた彼らは
2023.03.08の武道館公演を最後に終演しました。

武道館



〝きっかけ〟をくれたKANDYへ

前述した通り、たまたまKANDYと出会った私。

小さい箱で行われているライブには中々タイミングが合わなくて行くことができなかったんだけど、武道館は、すぐにチケットが取れて見届けることができて。

大好きなサンタのバースのあるScent of a Womanか流れた瞬間に、今まで溜めていた涙が爆発。


なかなか日本はこのジャンルは他国より定着しておらず、チャラいって言われてしまうことが多い気がします。また、少し敬遠されるところはあるかもしれません。

けど、私は彼らの作る音楽が大好きだし、
きっかけを与えてくれた彼らには感謝の気持ちしかありません。


私が大切にするもの


私は冒頭でも書いたように、『きっかけ』を大切にしたいタイプ。

ジャニーズにハマったきっかけ
あの作家さんにハマったきっかけ
のように

〝新しい世界に連れてってくれた彼ら〟
がとても大切なのです。


四半世紀も生きていない、赤ん坊の私を新たな世界へと連れて行ってくれた彼らは、もはや私のバイブルの一部なのでは。と思うことも。


Kandyとしての活動はもうこれからおそらく無いでしょう。ですが、私はこれからも彼らの活躍を望み、それ以上に、私も頑張ろうと思います。


おわり


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