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2024 feat. Fla$hBackS 

2024年、あけましておめでとうございます。
そして、年始から様々な心の痛むことが起き、被災者の方や事件・事故に遭った、関わった方が1日1日、少しでも日常を取り戻すことができるように祈るばかりです。

私はプロフィールに書いている通り、京都の大学に通っています。
実家は福岡で、帰省するのは年に2.3回ほど。
中々まとまって休みであることが少なくて、今年は年始ではなく、大学の授業が終わって、研究発表会等が落ち着いてからの3月に帰省しようと思い、年越しは家で(本当は友達と初詣に行く予定だったのですがあいにく体調悪く、電話しながら年越しました。)、そして年始はアルバイトに行きました。

16時代の私の業務はレジ。
1時間ごとに担当が振られていて、商品を出す人、試着室に常駐する人と業務はバラバラ。(〇印〇品で働いています。笑)

ちょうど女性のお客さんのカレー3点をスキャンし終えた瞬間に、店内に緊急地震速報の音が鳴り響きました。冷静にふるまうべきだと思っていたものの、正直、人の声をかき消すくらいの大きさの警報音で私の表情は戸惑いを隠せていなかったと思います。

その数秒後に突き上げるような振動の後に、立ち続けることもできるけどまっすぐに立つことは難しいぐらいの大きさの揺れが襲いました。
震度4だったそうですが、イオンモールの上階にある私たちの店舗はおそらく5強近く揺れたと思われます。

店長の動きは迅速で、だれよりも冷静でした。
速報の後に店内放送ができる端末をすぐに握り、揺れが始まると同時に放送を始めていました。
私もまず目の前のカレーのお姉さんに「しゃがんでください」と。そして店内の設計上大きな棚が、それもガラス板が多く使用されているものが多いため「棚から離れてください」「頭を守って身を低くしてください」と店長の声に続くようにレジから声を出していました。

元日なのに。
そう思っても起きたことは変えられず、震源や地震の大きさを五月雨式に入ってくるニュースで知り。現実を受け入れるしかなく、これが今なのか。と、どうしようもできない無力さと同時に、今できることは日常を送ることしかないと歯がゆさを感じました。

東日本大震災の起こった時は、父の転勤で大阪に住んでいました。
テスト返しの時間で、私は返されたテストを見ながら椅子に座っていて、ほかのクラスメイトは、先生に呼ばれ教卓に向かっていたり、友達同士で見せ合いながらワイワイ話していました。
突然、めまいのように地面がぬるーっと前後に動く感覚がし始めたとき、自分の体調を疑いました。周りのクラスメイトがあまりにも普通にしていたので。ただ止まらない揺れに、机の脚につま先をかけて揺れを止めようと思ったけど止まらず、やっぱりおかしいと思ったときに、放送がなったのでした。
東北のほうで大きな地震が起きた、だから今日は集団下校だ。
揺れと異様な雰囲気で気分が悪くなり、家の近くまで来たところで歩けなくなり、同じマンションの男の子が母を呼んでくれて帰ったのを今でもうっすらと覚えています。被災地・被災者ではない私たちはいつも通りに朝ごはんを食べて、平日は学校に行っているのに、同じ国の名前も顔も知らないあの子は。と、考えてはテレビで流れる映像が脳内で再生されて恐怖を感じ、自分じゃなくてよかったと安心を覚え、次はそれに罪悪感を感じ。
堂々巡りの感情は1か月、半年、1年とたっていくうちに薄れていって、薄情に感じる自分の思考に歯止めをかけようとお小遣い定期的に募金していました。

熊本地震の時は中学生でした。
その時は福岡に戻っていて、深夜の本震には熟睡していて気が付かなかったので、朝起きた時のニュースには目を疑いました。
その時私は生徒会役員でした。生徒会長はボランティアに献身的で積極的な行動力の塊みたいな人で、学校の許可を取る前に、募金の呼びかけの大きいポスターを作り、物資の回収も後に始めて、日赤に持っていきました。
小学校の時の私とは違う、そう感じた瞬間でした。

そして今回、体感した地震の大きさも、生じる責任も今までとは違うものでした。
お客さんという守らなければならない人がいる。
隣に、近くに同じお店で働く人がいる。
今すぐに、今しないといけないことが沢山ある、と。

大きな会社だからこそなのか、普段から消火器の場所や緊急避難場所の確認はこまめに行われていて、今回の地震でもぱっと声が出たのは今までの地震に対する知識や経験の蓄積だと感じました。

あたりまえを新年というめでたい日にぶち壊してきた2024年、伸びしろがあると思うしかないです。
私自身、今年はかなり挑戦になることが待ち受けているので突き進むのみだと思っています。


ということでタイトルの、

2024 feat. Fla$hBackS


2024年、1発目に聴いた曲です。
だいすきなこの歌。

jjjのリリックが、本当に好きです。
落ちても、立てばいい。立ち上がればいいのだと。

2023年の私のお守りみたいなリリック

2024年、世界中がおだかやかな日々に、少しでも近づきますように。




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