見出し画像

【ロンドン発】週刊ジャーナル(12月25日~12月31日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。


12月25日:クリスマスは夫の実家、西ヨークシャーで。



義両親とも80を超えているし、私も他人の家まで来て料理したくないので、すべてオーブンに入れるだけのクリスマス・ディナー。

デザートに義母が買っていてくれたM&Sのチョコレート・ロッグ。
砂糖の味しかしない。不味くて食えない。



クリスマス・キングス・スピーチ。別に気の利いたことを言うわけでもなく。


12月26日
:ボクシングデーは、恒例のラグビー観戦。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

テイラー・スウィフトが北ロンドンのケバブ屋に今夏にまた戻ってくるというニュース。

「Endgame」のMV撮影が行われたロンドン、ケンティッシュ・タウンのケバブ・ショップ、Kentish Delight。以来、スウィフティーズの訪問が絶えないらしいが、先日、テイラーのマネージャーがやってきて、またここで撮影を行いたいと店主に伝えたそうだ。ケンティッシュ・タウン近いので、近いうち行ってみる。

12月27日:オーストラリアから訪れている、友人家族の長女のバースデーを祝って、ブラウンズでアフタヌーンティー。

この時期だから、フェスティブ・アフタヌーンティーを。サンドイッチもケーキもそこそこ美味しかったが、肝心のスコーンがイケてなかった。あのグォ!と膨らんだスコーンではなく、表面卵でテカテカの膨らんでないヤツ。食べきれなかったので、お持ち帰りしたけど、アフタヌーンティーってスコーンが一番大事よね...。


12月28日
:タイトルだけ見て、遂に来年か!?と興奮気味に読んだが...

コリン:「おそらく来年にはシングルをEPを作りたい」が、「今、再結成することについては、本当に分からない。テリーはツアーをしたいが、アンディと僕はしたくない」。でも「絶対にないとは言わない。なぜなら、リモート録音できるから」。
テリー:「私は(再結成は)無いと思う」と明言。
デイヴ:「金のためだけに、4人が集まって写真撮影をするだけなら、やってもいいが。(再結成は)いいことだけど、アンディのアイデアじゃないと実現しない」。
そして、肝心のアンディ:「それが”単なるお遊び”でない限り、”ぞっとする”だろう」。「青春時代を追体験しようとしている人々の前で、君たちが見ることになるのは、年老いて、太って、ハゲた、しゃがれ声のポップ・グループが、ステージをよちよち歩き回ることだ。みんなもう前に進め。命取りとなるような、ノスタルジアの沼から足を洗うんだ」。 「私はXTCをそのままにしておくよ。多くの良い音楽を飛行機雲のように残した、完璧に欠陥のある歴史的イベントのままに」。「未来は若者のものだ」。

・・・とにべもないコメント。タイトルが「絶対にないとは言わない」だったから期待したけど、これ絶対ないよね。アンディの気が変わるのを気長に待つしかなさそう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

長らく会っていなかった友人が遊びに来てくれた。彼女のお母さまは最近軽度のアルツハイマーと診断されて、週に2回は両親を訪ねているため、忙しくしていたらしい。そして彼女のお父様は、大のシアター好き。80を超えても、ロンドン中心部のあらゆるシアターに足を運んでいるらしいが、つい先日彼女も一緒に観劇したところ、お父様は隣の席で感動のあまり、おいおい泣いていたらしい。で、そのお父様だが、シアター好きが功を奏して(?)、とうとうニューヨークのブロードウェイに行ってしまったらしい。自分一人で行くのは寂しい(?)ので当然お母さまを連れていくが、お母さまは軽度のアルツハイマー。友人は、お母さまに自分の名前と電話番号を書いたキーホルダーや名刺を渡し、万が一のために備えた。ある日、お父様とお母さまが二人で予約したシアターへ向かっていたところ、お母さまは疲れて観劇をする体力が残っていなかったので、ここで座って待ってる、とお父様に告げ、公園のベンチに座り込んでしまった。お父様は、「分かった。じゃあ、終わったらこのベンチに戻ってくる」と言って、シアターへ向かったが、戻ったところ、お母さまがベンチにいるはずもなく...。娘であるロンドンの彼女のところへ、お母さんがいなくなった、と連絡があり、すぐに警察に通報するように言い、ニューヨーク警察が総出で捜索、10時間後に道路でうずくまっているところを発見したらしい。お父様はお母様を一人で公園のベンチに置いてシアターに行くべきではなかった、と怒り狂う彼女。なんでもお父様はお母様がアルツハイマーを患っているのを認めたくないらしい。しかし、10時間。マンハッタンのど真ん中でよく無事で見つかったことのほうが奇跡よね、と。知らない町(マンハッタン!)で迷子になってさぞ心細かっただろうね、と言うと、ロンドンでも同じよ!ボケてんだから!と言っていたが、確かにどこにいても知らない町になってしまうのだろうなあ。しかし、無事で良かった。

手土産にいただいたショートブレッド。本の形をした缶がかわいい。


12月29日:こちらのオーナーさんは古い友人で、昔の同僚が3人集まった。

オーナーの智子ちゃんが暇になるのをずーっと待っていたのだけど、とにかくお客さんが途切れないので、結局閉店までいることに。しかしよく喋ったわ。出会ったのは20年以上前。お互い学生だったのに、今こうしてビジネスオーナーとして、頑張っている彼女を見て、自分を叱咤激励しつつ、勇気と希望をもらいました。楽しかった!

モコメイドカフェのインスタはこちら(↓)。

ランチがてらダラダラと喋っていたら、もうディナーの時間!とのことで、少し急ぎ気味にプリムローズヒルへ移動。

これまた古い友人の家で、友人の作るマティーニをいただいたが...。そのマズイこと..。友人は現在家を売りに出しているが、某超有名ミュージシャンの息子が興味を持っているらしく(というか、それくらい成功していないと、出せない金額...)、どうなることやら、と言っていた。ここでとても可愛らしい女性に初めましてのご挨拶。ヴォーグやハーパース・バザーなどのファッションエディターを務める彼女は、現在イビザ在住だそうで、先日ノーマン・クックがDJをしたというイベントの写真を見せてくれた。「いやん!まっじ近いじゃん!」と言うと、なんとゲストはたった30人(!!)だったそう。「すげーラッキーだったね!」と言うと、とにかく踊りまくったと言っていた。

ディナーは、プリムローズヒルのギリシャ・レストランLemoniaへ。

9人でシェアしたからいろいろ食べれた。


カナルを渡って。ロンドンらしいどんよりしたお天気。


12月30日
:今日パリに移動するはずの友人家族が、例のユーロスターキャンセルで行けなくなったので、急遽ウチでディナー。



来客があると、謎にキメのシャツを着る夫。

12月31日:スターチャンネル『NOLLY ソープオペラの女王』の推薦コメントを書かせていただきました。


『クロスロード』を観ていなくても(おそらく知っている人の方が少ないとは思うが)十分に楽しめます。私が一番好きだった登場人物はオーガスタス・プリュー演じるトニー・アダムス。性別、年の差を超えたノリーとの真の友人関係が胸を打ちます。そして、最高の演技を見せてくれたのは、ラリー・グレイソン役のマーク・ゲイティス。『シャーロック』シリーズのマイクロフトとは全く違った役どころが新鮮。そしてジャック・バートン役は、怪優コン・オニール。『チェルノブイリ』の時もそうだったけど、本当に目が離せない役者さん。


ヘレナ・ボナム・カーターが脚本家のラッセル・T・デイヴィスと一緒にRadio2のジョー・ワイリーの番組にゲスト出演していたのだけど、面白かったので一部翻訳。

元旦那(ティム・バートン、とはいえ結婚はしていなかったらしい)と別れたのは、ヘレナにアイデアが多すぎたから、と笑う。今回の収録でも、思い出の曲を何曲か流すにあたって、選曲を依頼するも、なんども気が変わって、本番では自分が選んだ曲さえ覚えていないという(笑)。「だって私はふたご座だから」と言い訳するが、BBC Radio4の『デザート・アイランド・ディスク』(無人島に行くときにどの曲を持っていくかを、その曲に関するエピソードを添えて紹介する超人気番組)出演の依頼を何度も受けているにも関わらず、選びたい曲が多すぎて、返ってストレスになるからと、断り続けているらしい。その決断力のなさ故、ティム・バートンとの間の娘はミドルネームが5つもあるのだとか!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

夜は、恒例となったご近所さん宅の飲み会にサクッと参加して、カウントダウン前には帰宅。

リック・アストリー@ランドハウスのカウントダウンコンサートをBBCで観る。オーディエンスがほぼ同世代。良い。

(2023年終わり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?