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終わりではなく、区切り。

終わりではなく区切り、そう意識した終わり方でした。先日、出勤最終日。

この1年半、採用や広報の業務をしていました。意図していない仕事、働き出した当初は「思い通りにいかないこと」に苛立ちと悔しさを覚え、やる気が起きませんでした。

師匠と勝手に思っているスウィング木ノ戸さんに嘆くと「思い通りにいかない人生は面白くない。ケセラセラ」と言われ、なんだか頑張れる気持ちに。さらに働き出してすぐに参加した富山での研修のときに上司たちと飲みに行き、ベロンベロンに酔っ払ったのだけど、そのときに「彼らと一緒に法人を変えられるのではないか」と前向きになったことを覚えています。

組織のなかで前例のない職種だからこそ0から1を生み出すことが多く、まだまだ発展途上の状況だったため、しんどいことはたくさん。でも、まわりの人たちの協力があり、少しずつ形をつくることができました。

昨年夏頃に入職した部下の女性には助けられました。面接した後、彼女と働きたいとすぐ採用したのを覚えています。僕は大きい部分をつくるのは得意だけど細かい部分を整えていくのは苦手。彼女は僕とは真逆、細かい部分を修正していくのが得意できっちりとした性格。彼女のおかげで採用の仕事の幅がひろがり、誰かに任せていく環境ができました。彼女のおかげで自分にできないことを任せることができ、仕組みのサイクルが整備されました。

3年構想の「1年と少し」での退職、正直まだまだ道半ばです。だからこそ悔しさがありました。心残りがありました。でも後任の方の熱量や雰囲気、考えを知れば知るほど、安心して去ることができると感じています。良い人に巡り合えてよかった。そういや彼も面接してすぐに採用の連絡したなあ。

出勤最終日、日頃の感謝を伝えるサンクスカードを交換し合いました。たくさんくれました。嬉しい。僕が入職した当初「採用は採用担当にだけ任せとけばええやん」という声にあふれていたので、「スタッフ全員、採用担当者計画」と事業計画に落とし込み、現場職員や管理者も採用に関わる機会を意識してつくりました。
そのおかげで色んな職員と関わることが増えました。このサンクスカードのギブ&テイクこそ、「ああ、僕がやったことは無駄じゃなかったんだ」と認められた瞬間となりました。

さて3月末に退職し、4月から三休。障害福祉だけど障害福祉を意識しない、畑や地域を耕すことで京田辺カルチャーをつくっていく。自分なりのビジョンを持っている。そのビジョンを叶える自信がある。僕の取柄は着実に行動し続けること。行動しながら考えること。そして何より素敵な仲間がいることは誇りです。だからこそ、三休を通し文化をつくる自信があります。

ここで培った経験をグラデーションのように広げつつ活かしつつ、着実に進めていきます。すべての経験は、終わりじゃなくつながっていく。いままでも、これからも。

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。