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詩とインタビュー『まぁまぁマガジン』24号【読書感想文】

424日目。

昨年11月に発売された、詩とインタビューの雑誌『まぁまぁマガジン』24号。
少しずつ読んでいって、先日ようやく読了しました。

読み終わって胸がいっぱいなので、感想を一言では言い表せないし、うまくまとめて書ける気もしませんが、思いのままに筆を(キーボードを)走らせてみたいと思います。

インタビュー記事は、どれもこれも読み応えがありました。

一番こころに残ったものは…って、なかなか選べないけれど、あえて言うなら、無有無さんのインタビューと植原紘治さんのインタビューが響きました。

何度も読み返したくなる言葉がたくさん。

無有無さんのおふたりの活動には、個人的にかなりインスパイアされていて、YouTubeも見ています。
ニホの言葉は…もうね…シンプルゆえにズキューンと胸に響いてきて、わたしを勇気づけてくれました。
(ニホって誰?と思った方は、ぜひ本誌を読んでみてください)

植原紘治さんの言葉には、どしっとした力強さを感じます。
うわついている自分を、バシッと大地に根付かせてくれる感じ。
この大地に根付く感じが極まって極まって極まると、超ハイパー!って感じがします。

小山内洋子さんの「皇の時代」は、握りしめていた常識が鮮やかに破壊されていくし、マドモアゼル愛さんの「月の欠損理論」は自己認識が深まります。

大好きなケルマデックさんの言葉は、やさしい。
やさしくて、おもしろくて、自分もおもしろくこの時代を生きていくぞ!って、軽やかな気持ちになります。

プリミ恥部さんのインタビューは、読んでいると、まるで宇宙マッサージを受けているような体感覚に。
プリミ恥部さんの宇宙マッサージは、わたしにとっては、重い重い罪悪感から解き放たれるきっかけをくれたものだったので、そのときの感覚が蘇ってきました。

詩は、白さん、古金谷あゆみさん、あすかさんの詩が好きです。

あと、実はわたしは、雑誌を最後のページから読みたい不思議なクセがあって、本誌を手に取って一番最初に読んだのは、谷川俊太郎さんの詩だったのですが、凄すぎて腰が抜けました。

「ちいさなフランス料理修行をわたしと」という、服部みれいさんがフランス料理の修行をした体験記もよかったです。

この特集ページにほのかに漂っている「zine感」がたまらにゃい!

食べることや料理って、人間にとって生きることと切り離せないことだから、どんな人がどんな眼差しで食べものや料理の世界を見ているか?って、すごーく興味をそそられます。

みれいさんの『好きに食べたい』という食べものエッセイの本があって、その本も好きなのですが、なんでしょうね、軽やかで愉快で、それでいて深い、みれいさん独自の眼差しを通してみる食べものや料理の世界は、わたしにはより一層興味深く映りました。
キャロットラペ、つくろ!

服部福太郎さんの撮った写真も、わたしは好きでした。
妖精味がある写真。

軽やかだけど、読み応えたっぷりの雑誌。

すみからすみまで楽しみました!

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