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読書メモNo.30『福岡市を経営する/高島宗一郎』



読みやすかった
ビジネス書いくつか読んでると物足りないですが🤫

福岡市長 高島宗一郎。
テレビで見ていたアナウンサーが市長になるまで、なってからが書かれています。

失礼ながら、その時の感想は話題性だけと思っていました。けれどこの本を初めて読んで知ったことは、元から政治家になりたかったこと(ただし国政)。そのために、アナウンサーをやりながら九大大学院で政治学を学んでいたこと。

仕事と勉強を両立させていたことに素直に尊敬できました。
夢を叶える手段が勉強。そのためにその環境(福岡)で受けることのできるおそらく最高の学舎に入ったこと。ビジョンの明確化と行動力。私は意志が弱いので、やりたいことは並べる割にフラフラ遊んじゃう。娯楽に走ってしまう。
彼は、仕事にしても何にしても「これが最後の日」かもを意識していたみたいです。海外の起業家だったか有名な人で、寿命を意識していると聞いたことがあり、それ以来私も残り時間を気にはするようにしています。


チャンスが来た時がベストタイミング🔎

市長の打診が来た時、選挙は年末でも年度末でもない時期で、彼には迷いが生じたみたいでした。
誰にでも経験があること。私で言えば転職経験があるので会社を辞めるタイミング。まぁ業務によりますけれど、意識せず年度末に照準を合わせた。実際は、採用する側からすれば、すぐにがベストタイミング。人の価値観はそれぞれで、辞めるんだから最低限の引き継ぎでいいや。と思う人。これだけ尽くしたのだから最後のわがままと割り切る人。やめてからも友人として人間関係が続く人脈が残っている人。立つ鳥跡を濁さずを意識する人。
人が違えば状況は違う。抱えているものも違う。ただ、誰にも迷惑をかけない決断は難しい。なので、彼のアドバイスは「チャンスが来た時がベストタイミング」
何かを得るためには何かを失う
これは私が昔ハマった、鋼の錬金術師のセリフです。
いろんなところで似た表現を見るのでどれが初めかは分かりませんが。
物事は等価交換。


市長になってからも苦境に立たされたことを包み隠さず(わざと?笑)書いてありました。
元々は、報道機関にいた彼が実感したのは「悪意のある切り抜き報道」
元はテレビっ子の私なので、大いに印象操作に影響を受けていたであろうことは否定しません。

世間にもそして新しく長になった組織でも、新参者・若手ということを自覚した彼は、小さくても成果を出す。ことに重きを置きました。
実績(結果)がないから信用を得られないと。これは誰もが経験したことがあると思います。

また政治に限らず難しい問題。全員の賛成を取ることは不可能に近い
私のような一般人なら自分の言う全員は少人数ですが
特にマスコミは批判する少数派を報道すると批判していました(笑)
これにも激しく同意。
最近でいえば、東京オリをあれだけ批判していた日本人じゃない(?)プロ活動家たちは、冬季オリンピックにはだんまり。(あちらの国の人だから?)
高校無償化からあぶれたら朝○学校を外すのは差別だと叫びながら、住民票があれば18歳以下でも給付金もらえるとわかれば、まただんまり。(税金払っている日本人に気づかれたくないから?)

私は単身者なので、税金は払っているのに貰えない。
(愚痴をいえば、会社の問題ですが扶養手当もらっている人の方が仕事が少ないってどう言うこと)
でも、税金を代々払っていない特別永住在○者はお金を貰える不思議。
何人のための政治をしているのだろうかこの国は。。。

気づかない、気づかせない風潮。洗脳って怖いわと常々思います。
若者のテレビ離れには拍手です👏
もはやオールドメディアの存在意義は、娯楽番組のみ。


高嶋市長は割り切って
全員を意識すると動けなくなる。という意味で、全員と全体。公平と平等の区分けの大切さを、熊本地震を例に書いていました。


共感できる見出しをいくつか

・発信力を上げるにはシンプルに伝える
・プロセスを丁寧に見える化する
・平時で使えないものは有事でも使えない
・大切なことは、言い出した人が動くこと
・批判よりも提案を、思想から行動へ
・変えるにはまず「やってみせる」が一番
・明日死ぬかのように今日を生きる


やってみせ、言ってきかせ。。。ととある日本人がかつて言っていましたが、私も自分の下に人がついたときはこれを実践していたタイプ。ただ、これには脳科学的には反証があるみたい(結局は人によっては指示待ち人間となるみたい)なので自分に合ったやり方がいいかなとは思います。

なかなか読みやすいです。が、冒頭にも書きましたが他の本読んでいる人には物足りないかも


・おすすめ度:★★★★☆
・コスパ  :★★☆☆☆


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