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『母と過ごした、夏休みの思い出』

こんばんは(*^▽^*)真美です🍀

子供の時の思い出の中にある食べ物は、大人になっても何となくずっと好きだったりするものですね。

私はきょうだい3人で、下に妹と弟がいます。毎年、お盆の時期になると母方の実家に行き、祖母に可愛がって貰っていました。大分おばあちゃんっこだったと思います。夏休みは祖父に海に連れて行って貰うのが楽しみでした(*´▽`*)

あれは、まだ妹が生まれる前だったような気がします。いつものように母方の実家に夏休みに遊びに来ていました。
父が、お盆も仕事で不在だった時、母に「真美ちゃん、お母さんと2人で映画でも行く?」と声をかけられました。

子供の頃、土日は、基本的に父親がどこかに連れて行ってくれました。母親は基本的にお留守番。

(今思えば、母に休ませてあげる、父の優しさだったのかもしれません。)

もしくは、3人で出掛けていました。なので、私は母と2人で出掛けるイメージがなかったのです。

(当時、母親が、あまり車の運転が上手くなかったのもありますが。)

車は、父が仕事で乗っていってしまったので、どうやって行くんだろう?と思っていたのもあります。

「バスで行こう。」と誘ってもらい、初めて2人で出掛けました。

祖母に遊びに連れて行って貰う時もバスだったので、同じルートのバスを使って行きました。

映画は正直、何を見たのかあまり覚えていません。
(おそらく、ドラえもんだったような気がします。)

途中、バスを降りて歩いていったのですが、母が滅多にしない寄り道をしたのです。

「ちょっと寄っていこうか。」

そこで入ったのが喫茶店でした。
普段、寄り道しない母が、こういう場所に来るのが私にとって新鮮でした。父に内緒で、来たことのない場所に2人できていることに、わくわくしていたことを覚えています。

(今思えば、専業主婦をしていた母が倹約家だったのだと思います)

母は「クリームソーダ」「あんみつ」を注文してくれました☆彡

子供の私にとってクリームソーダと言えば、パフェに匹敵する食べ物でした。

緑色のサイダーにバニラアイス、そして赤いチェリーが何とも綺麗で脳裏に焼き付いてます。あんみつを人生で初めて食べたのは、この時だったと思います。
たくさん入っている果物と寒天、みつ豆、そして甘いアイスクリームに、目をきらきらさせて食べた記憶があります。

「お母さんの学生時代に、お友達とよく行ったんだよね。」

母は、懐かしそうに、嬉しそうに話していました。バスで通った道も全部、母が学生時代に通っていた道だったのか。と気付きました。
思い出のある場所に、次は自分の子供と来る。『母』になって、私にずっと時間を取られていた、母ができた「やりたいこと」の一つだったのかもしれません。

映画の時間になり、母と一緒に手を繋いで映画館に行きました。

それからすぐ妹が生まれて、母と2人で出掛けることはあまりなくなりました。

◆東京で一人暮らしするようになって。

「そういえば、お土産なにがいい?」たまに都内に遊びにくる母に聞かれると大体は「あんみつ。」と回答します。

社会人になってから、よく母と出掛けるようになり、食事も買い物もするようになりました。

一緒に百貨店などに行くと、今日持ち帰るお土産の話もします。

「真美ちゃんはあんみつ好きねぇ。」
とよく言われますが、その子供の頃の記憶を、ぼんやり思い出したのは、社会人になってからのような気がします。

もしかしたら、カフェや喫茶店が好きなのも、その思い出から来ているのかもしれない…。

(母は全く覚えていないと思うけれど。)

「あんみつが好き」というと大学時代は珍しいね~とよく言われてました。

だけど、小さい頃の思い出というものは、大人になっても好きなものに繋がっているんだと知りました。

今でも、母とのその思い出は私の中に大事にとってあります☆彡

次は私が、「母の行きたい場所に母を連れて行ってあげる」ことと、私が子供をもったときに、素敵な経験を積ませてあげられるようにしたいと思います。

母が次に都内に来たときは、美味しいあんみつとクリームソーダのあるお店に案内してあげよう。

本日はここまでで☆彡


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