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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第53日「教養が身につく 最強の読書」

読書ノート 2024/4/25

❶[1BOOK]
「教養が身につく 最強の読書」
出口治明著 (株)PHP研究所 PHP文庫
2018年6月15日 第1刷発行

❷[3POINT +1]
◎まえがき
「花には香り、本には毒を」、あるいは「偏見なき思想は香りなき花束である」。
本についての箴言では、この2つがたまらなく好きです。いくら美しい花であっても香りgなければ味気ないことこの上ない。

① ビジネスに効く教養のつくり方
☆意思決定に不可欠な「3つの鏡」〜『貞観政要』
1)普通の鏡で自分の顔や姿を見て、元気で明るく楽しい表情をしていることを日々、チェックすべし。
2)歴史の鏡〜過去の出来事しか将来を予想する教材はないのです。
3)人間の鏡〜自分の周囲にいる部下や同僚、スタッフのことです。
これら3つの鏡ー「今の自分の表情(状況)」「歴史」「第三者の厳しい意見」ーを知ることが、不可欠なのです。

② 歴史の面白さを知る
☆目からウロコが落ちる歴史の本
様々な角度から「歴史」を知って、他人と自分の「今」を俯瞰的に眺め、さらに時間軸、空間軸から自分の立ち位置を読み取る。そうして感覚を研ぎ澄ませることは、ビジネスの世界を生きる上でも大きな武器になるに違いありません。

③ 人口問題から日本の近未来を考える
☆「次世代を作ることに価値をおかないから少子化になる」
洋の東西を問わず、沈む船から救命ボートをおろす時は、「子ども、女性、男性、高齢者」の順にボートに乗るのです。僕たちは、すべて「次世代を育てるために」生きているのです。それが動物としての人間の務めなのです。

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
速読に並行して、古典をゆっくり読むことに挑戦する。

❹[1episode]
☆昔の本でも色あせることがない優れた古典
本については、ぜひ、何冊かは古典に挑戦してほしいと思います。何十年、何百年と世界で読み継がれてきた古典は素晴らしいに決まっています。人間の脳はこの1万年以上進化していません。喜怒哀楽や判断は昔の人も今の人も同じです。ですから、昔の本であっても優れた本は色あせることが全くないのです。今、『君たちはどう生きるか』という本がベストセラーになっています。漫画にもなっていますから、読まれた人も多いことでしょう。でもこの本は1937年、今から80年以上も前に出版されたのです。
僕は、本が大好きです。皆さんのために、読んでほしい古典のリストを作りましたので、参考にしてください。

❺「本を語る」
古典に挑戦するため、『ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら』ヘルマン・ボーテ 阿部謹也訳(岩波文庫)を注文した。届いたら早速読んでみよう。
[思いついたこと]
出口治明さんは、速読嫌いで有名ですが、「最初の10ページで判断する」と言います。そこでつまらないと思ったら、買わないし読まない、とキッパリ突き放す訳です。つまり、私がやっていることとさほど変わりはありません。まえがきとあとがき、そして3ポイント。それだけ拾って、判断します。「じっくり読む」「まだ読みたいところがある」「これで十分」
[そして]
「じっくり読む」本は、クラブハウスで音読します。
「まだ読みたいところがある」本は、本棚に「積ん読」しておきます。そして必要があれば、タイトルに目が留まるはずです。
「これで十分」と判断した本は、売るなどして処分します。
現状としては、「積ん読」状態にある本がいちばん多く、中には「捨てる前にもう一度確認しておこう」ということで、今回の1000日チャレンジの中で、あえて再読しています。
[しかし]
「これで十分」という判断も、「その時の自分」が下した結果なので、後から間違っていることに気づくこともあります。そんな時は、もう一度買い直して読む訳です。ただ、日々のルーティンワークの中で、そこまでする本は、今のところ1冊しかありませんでした。
現在、音読している「神との対話2」です。これは3冊セットなのに、なぜか2巻目だけが見つからなかったからです。1巻目を読み終えるギリギリまで探しましたが、とうとう発見できず、急いでAmazonに注文した次第です。でも、すでに「新装本」になっていました。
最初に買ってから、20年近い年月が経過している訳ですから。
[だからこそ]
判断は、慎重になるべきです。しかし、慎重になりすぎると、「積ん読」が溢れてしまいます。そこで、「本棚に入り切る」ことを条件としました。持っている本のすべてのタイトルが見えるようにするわけです。常々、言っていることの一つに、「積ん読は罪ではない」という言葉がありますが、タイトルを見ることだけでも、情報は入ってきます。ときには、「私を読んで!」という声が聞こえることもあります。毎日、本を選ぶことから、私のチャレンジは始まります。上記に、「3つの鏡」という話がありますが、私にとっては、本もまた、鏡の一つなのです。自分を知るための重要な手掛かりなのです。

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