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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第65日「都合のいい読書術」

読書ノート 2024/5/7

❶[1BOOK]
人もお金も動き出す!「都合のいい読書術」[新書版]バカになるほど、本を読め!
神田昌典著 (株)PHP研究所 PHPビジネス新書385
2017年9月1日 第1版第1刷発行

❷[3POINT +1]
◎はじめに〜今までは、著者が主役。これからは、あなたが主役
自らの才能を生かすためには、そもそも自らの才能に気づかなければならない。しかし、これは、一人では困難だ。なぜなら鏡の前に立たないと、自分の顔を見つけることができないように、あなたの才能を見つめるには、映し出してくれる鏡、すなわち、向き合って対話をする相手が必要だからである。
そうした観点から眺め直してみると、読書会は、本から情報を得る場のように見えて、まったく別物であることがわかる。そこは、本をきっかけに人々が集い対話するうちに、自らの内面を見つめ、自らの才能を思い出す場になっている。

◎特別対談「知的筋力」を鍛えなければ、日本人に未来はない」
神田昌典vs佐々木紀彦(NewsPicks編集長)
① 世界のエリートたちの読書術ー年間120冊、硬い本を読む
佐々木さんの言う「知的筋力」というのは、別の言い方をすれば、何かを知的に考えるときの「知的な道筋」だと思うのです。だから、難問に直面したときに、その対処法を、自分の中から自然と引き出せるんですよね。(神田)

② 読書会が、企業文化の核となるマインドをつくる
『最高のリーダー、マネージャーがいつも考えているたったひとつのこと』
「リーダーとマネージャーの資質はどう違うのか」について話し合ったんですね。
マネージャーというのは、その場の集まった人たちの才能を集めて、引き出して、チームワークを築くのに対し、リーダーというのは、不安を取り除いて、未来を明確に描くのが役割である。(神田)

③ リカレント教育の時代
人間、一人で読書するだけでは、知的好奇心を持続させるのはなかなかむずましい。勉強し続けるためには、他の人と一緒に学び合える場が必要ですし、そうしたものを誰かが提供していかないといけないと思うのです。(佐々木)

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「知的筋力」を鍛える。

❹[1episode]
☆特別対談から
大多数の人間はAIの指示にしたがうだけの、低賃金の作業員に成り下がっていく。それが嫌なら、AIが分析できる既存分野の活動ではなく、今までデータすらなかった、新しい分野での活動を、新しく創造していかなければならなk。そのためには、仕事に役立つ手取り早い、細切れな情報ではなく、骨太な読書を続け、教養人としてのOSを鍛え上げる機会を、積極的に探し求めないとダメですよ。(神田)
「自分探し」という言葉がありますが、本当は「探す」のではなく、自分をつくらないといけないわけですよね。(佐々木)
身体を作り上げるような栄養をしっかりとらないといけない。手軽で美味しいインスタント食品やスナック菓子ばかり食べている場合じゃないんですよ。(神田)
知的な肥満児になっていてはダメですね。(佐々木)

❺「本を語る」
この本はもともと、「バカになるほど、本を読め」として出版され、新書化されるときに追加された部分が、「特別対談」です。今回は、その対談を改めてじっくり読みました。
[思いついたこと]
「本は読むな、語れ」という言葉は、この本の帯に書かれていたのですね。実は、この言葉がずっと、私の脳裏に焼きついて離れませんでした。今回、頭に残った言葉は、「知の1000本ノック」です。佐々木紀彦さんの著書『日本3.0』の中で紹介された話です。ハーバードやスタンフォードといったアメリカの一流大学の学生が、年間120冊程度の本を読まされ、哲学、経済学、自然科学などの多岐にわたる分野の「教養」をつけさせられている、というのです。
[そして]
こうした経験を積む人とそうでない人とでは、「知的筋力」がまるで違ってくるわけです。日本の大学では、ここまで強要されることはありませんが、自主的に読書を重ねた人と、そうれない人との差は、歴然としています。何よりそれは「語彙力」に現れてきます。その遅れを取り戻そうとすると、私のように、「1000本ノック」が必要となるのです。
[しかし]
一人で続けるのが、難しいことは、実際にやった私がいちばんよく知っています。読書ノートの発信を始めた頃、私には毎日コメントをくれる人がいました。「いいね」をつけてくれる友達もたくさんいました。そのおかげで、「自立」することができたのです。今は、コメントやいいねも数に、一喜一憂するようなことはありません。けれど、これから始めようとする人、読書習慣を続けようとする人、慣れないアウトプットに挑戦しようとする人たちにとって、コメントやいいねは、確実に「励み」になります。
[だからこそ]
私は、読書会を開き、一人でも多くの人に、読書の機会を持っていただきたい。一冊でも多くの本を読んでいただきたい。自分の言葉で発表し、人のアウトプットを聴くことで、どれだけ多くのものを得られるか。その体験は、次の読書につながり、SNSでの発信へと発展し、自分が本当にやりたいことを見つけ、人生を変えていくことができる!その糸口を見つけるチャンスとして、「読書会」を活用していただきたいと思っています。

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