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「読書の力」1000日1000冊1000文字チャレンジ 第8日「言語化大全」



❶[1BOOK]
「『うまく言葉にできない』がなくなる 言語化大全」
山口拓朗著 ダイヤモンド社 2023年111月14日第1刷発行

❷[3POINT +1]
◎「はじめに」〜言語化できれば人生が変わる
本書の内容を実践いただき、揺るぎない言語化力を手に入れた暁には、日常も、未来も、そして人生までもが変わります。

①STEP1:「語彙力」を伸ばす
読書の生産性を上げる「アクティブ・リーディング」のやり方
1)「自分がこの文章を読む目的」を考えながら読む
2)目次や小見出しがある場合は、事前に目を通す(全体を把握する)
3)読み終えたらアウトプットする(書く・話す・説明する)と決めて読む
4)記憶に残したいところや大事なポイントに、線やマーカーを引く
5)読み終えたら実際にアウトプットする

②STEP2:「具体化力」を鍛える
常に「なぜ?」を意識する
言語化力を伸ばしたいなら、興味のあることに対して無意識にやっている「細かい情報を具体的に洗い出す」作業を、あらゆるジャンルやテーマで、より意識的に実践していけばよいのです。具体化力が高まるほどに、言語化力もアップしていきます。

③STEP3:「伝達力」を磨く
5つの大原則
1)相手が理解しやすい言葉を使う
2)一文は60〜70文字で
3)「アサーティブ」に伝える(アサーティブというのは、相手のことを尊重しながら、自分の意見や主張、感情を伝えることです)
4)「伝わっているか?」を確認する
5)相手の「ニーズ」を把握する

❸[1ACTION]
[実行すること=自分との約束]
「アサーティブ」に伝えることを忘れないように!

❹[1episode]
☆おわりに
言語化がうまくなることの最大のメリットは何か?
それは、あなたの頭の中がスッキリし、自分自身への理解が深まることです。その結果、あなたは自分に自信がもてるようになるでしょう。大丈夫。あなたが言葉を好きになれば、言葉はきっとあなたの力になってくれるはずです。
あなたはすでに言語化という武器を手にしています。この武器は使い方次第で人を傷つけることもできれば、救うこともできます。決して悪用せず、あなた自身があなた以外の誰かのために使っていきましょう。

❺[思いついたこと]
「大全」と言うだけあって、かなり細かいテクニックが紹介されています。「言語化」と言う言葉も、よく耳にします。それだけ需要のある分野だということですね。電子書籍の普及によって、「出版」がより身近なものになり、SNSの発展で、誰でも簡単に発信できる時代になり、「言語化」の能力で差別化する必要が出てきたわけです。「具体化」や「伝達力」に関しては、ここに書かれている通り、原則や型を理解することでうまく使えるようになります。
[そして]
トレーニングをする、つまり場数を踏むことで、能力は格段にアップします。そのトレーニングは、ゲームとして楽しく行うことも可能であり、その例がたくさん挙げられています。
また、「AI時代の言語化」としてChatGPTでの伝え方トレーニングも用意されています。
これだけのことをすれば、あなたも私も、十分に「言語化」のエキスパートになれるでしょう。
[しかし]
「語彙力」だけは違います。小手先のテクニックではどうにもなりません。こればかりは、日頃の積み重ねがものを言います。読書の量で、決まると言ってもいいからです。別に本だけでなくてもいいのでは?と思うかもしれませんが、デジタルの情報でも、読んで理解する「スピード」が必要です。この本では、「アクティブ・リーディング」が紹介されていますが、よく見てください。「4C速読法」とあまり変わりません。要するに基本は同じなんです。
[だからこそ]
現代の読書は、「情報処理能力」が問われているのです。文字を読み取るのも、記憶するのも、不要な情報を削るのも、すべて「瞬時」です。これは、一朝一夕にできるものではありません。毎日コツコツ積み重ねるしかありません。フォトリーディングや瞬読のトレーニングは、外国語の習得と同じく、始める時期が早いほど効果は高いものです。しかし絶対に無理ではありません。私のように、諦めなければ60歳超でも十分、習得可能です。たいていは、「もう歳だから」を言い訳に、挑戦することを諦めてしまうからです。読み方にこだわらず、自分に合った「読書法」を見いだすことが先決ですね。


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