見出し画像

バランス合わせっていうクラブについて

ゴルフをやっている皆さんは「バランス合わせ」「スイングバランス」という言葉を聞いたことがあるのかもしれません。

ゴルフをやらない人には全くどうでもいい話になります(笑)

バランス合わせとは

数年前までは「バランス合わせ」「バランス調整」というゴルフクラブが当たり前でしたよね。
※あ、現在もか・・・

私はかれこれ10年以上前くらいに知った方法で「バランス合わせ」という概念はなくなっています。

バランスを合わせる時には「バランス計」という測りのような計測器で測りながら調整することになります。

D1とかD2とか・・・
「俺はパワーがあるからD4だ」とか・・・

スイングバランスはグリップの端(クラブの手元側)から14インチの部分でバランスをとって測るものです。

問題は、14インチの場所でバランスをとるときにその部分に1キロでも2キロでも錘を乗せても同じバランスになってしまうということなのです。
つまり「D2合わせ。というクラブでも重さが変わってもD2ということになる」ということで、これで全てのD2合わせのクラブが同じように振れるのか?という疑問が生じることです。

ずっと疑問に思っていたんです。
D2に合わせたクラブなのに打ちにくいんだろう?
さらに軽くしたというD0でも打ちにくいのはなぜなんだろう?
自分の力のせいか?自分の実力のせいか?気のせいなのか?

10年と少し前に偶然…いや、必然で知り合った人が「スイングバランスというものは仮の話で全てにおいて適応していない」ということを教えてくれたことで疑問が解消してきたのです。
その話を聞いてから私には「バランス合わせ」の概念はなくなったのです。

バランス合わせでセッティングしないとするとどうするのか?
もちろん、それに代わるものがあるからバランス合わせの概念がなくなったんです。

クラブMOIマッチングとの出会い

バランスを合わせるということは「振り感」「振り心地」を均一にするということを目的にしていて、元々この方法が一番いいということで推奨され浸透していました。バランス合わせという方法は、今では「当たり前」になっています。
しかし、百年以上前に確立されていたこの方法は、科学や技術の進歩とともに「シャフトの重さの違い」や上で指摘した「バランスをとった点に荷重すると同じ数値になる」ということを考えると決してベストな測定方法だとは言えなくなりました。
※今まではバランスを合わせるという形しか方法が無かった為です

そこで「クラブMOIマッチング」という方法が確立されました。
この方法は簡単に言うと「振り心地を合わせる」ということです。
MOIは慣性モーメントのことですが詳しくは専門家の話を聞いてください。

「クラブが戻ってくるために必要な力加減を統一する」ということです。
バランス合わせでは説明できなくなっている部分を補って調整できる方法ということでクラブMOIマッチングで調整すればOKなのです。

クラブMOIマッチングが必要なプレーヤー

ここ数年では男子女子問わずツアープロも注目し始めていますし、このセッティングを採用する選手も増えてきました。
しかしプロが採用しているからということよりも、アマチュアにとってはかなり有効で効果が表れる調整方法です。

プロやトップアマチュアなどはクラブが変化しても対応できる技術力があるプレーヤーが多くそれが技術が優れたといわれる部分であったりします。
そういったプレーヤーはクラブの振り感が変わっていてもボールを正確にヒットできる可能性が高いことになります。

しかし、アベレージや初心者ゴルファーは振り感などクラブの変化に対応することは難しことがほとんどです。
こういったプレーヤーは統一感を持って全てのクラブを振ることや、練習することがほとんどなので、そういったプレーヤーにとっては有効なセッティング方法です。

そして、クラブMOIマッチングをすると、振り感が一緒の一つのクラブを練習すれば他のクラブでも対応できることになるので同じ練習量で濃い練習ができるということになります。

興味がある方はぜひリンクからアクセスして確認してみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?