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東京の休日 176〜【インド細密画@府中市美術館】神々の恋模様とカレーを愉しんだ秋の日のこと〜

明日10月7日(土)からは
三連休ですね。

どこへ行こうか迷われている方も
多いのではないでしょうか。


おすすめは
現在「府中市美術館」にて開催中の
『インド細密画』展
2023年9月16日(土)〜 11月26日(日)

日本画、西洋画ともまた違った
面白い世界が広がります。




まずは
「インド細密画」のご説明から。


16世紀後半から19世紀半ばにかけて
宮廷で愉しまれていたのが

この「細密画」。

一辺20cmほど、
ちょうど手のひらくらいのサイズの
小さな絵です。

この小ささには秘密が。


「みる人と絵との一対一の対話」
想定されているのです。

その対話が
「魂を清める行為」となるのだとか。



そして、多く描かれているのが
インドの神様。

覚えておきたいのが
創造の「ブラフマー」
維持の「ヴィシュヌ」
破壊の「シヴァ」

でしょうか。

さらには、美男子として名高い
青色の肌の「クリシュナ」


展示室にも解説がございますので
作品と合わせてご覧になると

ますます「インド」という国の
文化、思想への興味が湧かれるかと思います。




インドの神話に登場する
「神様」が主題となっていること

その神々の「恋模様」が描かれていること
に加えて

「音色」が描かれていること

絵柄の細かさ、色使い、染料の秘密、
作品を囲む布の豊かさ

と目の丸くなる場面が多数でした。



今回展示されている約120点は
日本画家、インド美術研究家の
畠中光亨(はたなか こうきょう)氏の
コレクションの一部。

半世紀にわたり集められた
世界有数のインド細密画の
個人コレクションなのだとか。

美術館ロビーにて作成できるパドマ(蓮のお花)のしおりです。





また、併設のカフェ
「府中乃森珈琲店」では


会期中、
インドカレーやチャイなどを味わえます。


「ハレの日のミールス(定食)」
バターチキンカレーと
酸味の効いたポークカレーに
さつまいも、じゃがいも、紫玉ねぎ、きのこ、
ヨーグルト、ごはんがついておりました。

お野菜料理にもスパイスが
使われていて全体的に辛めです。


辛いのがあまり得意でない方には
「バターチキンカレー」
おすすめかもしれません。

こちらには、サラダとスープと
ピクルスがついております。




さらに、この三連休のお出かけに
おすすめしたいのには理由が。

10月7日(土)~10月9日(月・祝)
市民文化の日無料観覧日のため、
どなたでも無料で入館できるそう。

✴︎混雑時には入場制限を行なわれます。



緑豊かな「府中の森公園」内にある
「府中市美術館」で

ぜひ秋のひと時をお愉しみくださいませ。


ほろっとインド文化の虜に
なってしまうかもしれません。



写真・文=Mana(まな)

『インド細密画』
会場:府中市美術館
 東京都府中市浅間町1-3
(京王線府中駅、東府中駅北口、
JR中央線武蔵小金井駅南口、
JR中央線国分寺駅南口からバスが出ております。)
会期:2023年9月16日(土)〜 11月26日(日)
開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日、9月19日(火)、10月10日(火) 
 ✴︎9月18日、10月9日は開館
http://fam-exhibition.com/india2023/


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