MMTと積極財政と、苫米地式半減期通貨UBI

①MMTと、②積極財政と、③苫米地式 半減期通貨UBI(ユニバーサルベーシックインカム)の推進について書きます。


①MMT (Modern Monetary Theory): 現代貨幣理論

MMT (Modern Monetary Theory): 現代貨幣理論と難しそうな名前をしていますが、大事なポイントを一言で言うと「日本は財政破綻しない」論です。
もう少し詳しく書くと「自国通貨を発行している国で、かつ債権者が(ほぼ)自国民の場合は破綻しない論」です。
債権者である国民が「国が金を返せないなら破綻しろ」と主張すると破綻する、そんな事は無いので破綻しないと考えると分かりやすいと思います。
国の借金は国民の借金というのが嘘で、国が借金をしており、金を貸しているのは国民(正確には民間銀行かもしれませんが、いずれにせよ民間)という事です。

なお、MMT論とイコールかは定かでは無いですが、日本が破綻しない理由の正確な定義は「国債が100%日本円建てだから破綻しない」(三橋貴明氏)だそうです。

②積極財政

積極財政とは、政府が積極的にお金を使うという事です。①の理論を正と考える事ができれば、不況下である現在2023年(1990年代からずっと)は積極財政を行い、政府がどんどん市場にお金を投資して需要を喚起し、経済を活性化させる事が当たり前と理解できます。

【特別鼎談】緊縮派vs積極財政派 緊縮財政をめぐる攻防を自民党議員に緊急インタビュー(藤井聡・西田昌司・城内実) 2023/7/28公開

積極財政を代表する3名の対談ですが、3人の主張が完全に一致していない所が、理解を深めるための勉強になります。また、なんで今こういう状況になっているのか、BIS規制など事の始まりから説明しており、非常に良く整理されている内容だと思います。

③苫米地式 半減期通貨UBI(ユニバーサルベーシックインカム)

MMTの話とセットとなる事が多いベーシックインカム(BI)は、定期的に国が国民にお金を支給する制度の事です。
方法は色々あると思いますが、私は苫米地英人博士の半減期通貨UBIを支持します。半減期(一定の期間で減少していく)通貨でBIをやるという理論です。詳しくは御本人の書籍、講演資料、動画をどうぞ。

http://tomabechi.jp/【日本ベーシックインカム学会】基調講演「半減期通貨による信用創造と_ユニバーサルベーシックインカム」v2.9.pdf

(2023/12/8 動画追加)

http://tomabechi.jp/【日本ベーシックインカム学会】基調講演「半減期通貨による信用創造と_ユニバーサルベーシックインカム」v2.9.pdf

BIの導入で問題とされるのが(a)財源はどうするのか(b)国民が働かなくなる の2つですが、(a)については国債でやればいいだけですが、これも苫米地博士の理論の中で分かりやすい解説しています。
(b)については、苫米地博士は (ア)海外の研究結果ではBIをしても働き続ける、(イ)コーチングでは「仕事とは価値を提供する事」であり、「お金を稼ぐ手段=ファイナンス」とは違う。と主張していますが、私は、これは論理が弱いと思います。(ア)は期間限定の研究結果であるという事、(イ)は、国民がコーチングを理解していない現状では適切では無いからです。
しかしこれも実は苫米地理論で解決済みで、半減期通貨という期限付き通貨でBIをする事により、長期的にお金を持ちたい人は働くので、一定の労働意欲は継続すると考えられます。


まとめ
MMT理論というか、日本は破綻しない理由を理解し、積極財政派の議員を支持し日本を好景気にしましょう。
そして、コーチングや苫米地理論を理解することで、半減期通貨UBIの実現と、おそらく今後緊縮財政派が主張するであろうモラルハザードに対抗しましょう。




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