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コロナ禍の夏期合宿③

〈縄跳びとスプーンリレー〉

東京の暑さのなかでおこなった今年の合宿では、尾瀬合宿恒例のマラソンはできませんでしたが、片道15分の道のりを歩いて「落合中央公園」まで出向き、「大繩とび」と「スプーンリレー」をおこないました。

朝の運動は、卒業生でふたりの子どもをもつ保護者、そして「天使のこえ合唱団を育てる会」会長氏が中心になって進めてくださいました。
「大縄跳び」はふだんの「運動の時間」にもおこなっていますが、一定の速度で回転する縄を跳ぶための「リズム感」は音楽を習得するうえで欠かせないものです。なかには、「自分の好きな速さ」で跳ぶことができても、みんなで並んで、間を空けずに跳ぶことは難しい子もいて、協調性とリズム感を求められる訓練となりました。

「スプーンリレー」は、ピンポンのボールをスプーンに乗せて歩き、コーンをまわって戻ってくる速さをチームで競いますが、初日は一歩進むと玉が落ちてしまい、1周するのにたいへんな時間がかかりました。毎日、反復しておこなっているうちに少しずつ落とさなくなりましたが、初日からピンポンボールを落とさずにさっさと歩く子は体幹がしっかりとして発声が安定している子どもたちでした。
スポーツでも、音楽でも、勉強でも、体幹を育てることがすべての基本だと感じるできごとでした。

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