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交流がチカラになる。

以前見つけたこんな記事。
すごく素敵な取り組みだなあと思います。

これもいわゆる「交流人口」というものの類になるのだと思います。

これですぐに人口が増えるわけじゃないし、
学生の合宿ということだと、たぶんそこまで儲けが多く出るというわけでもない。
ホール代は無料だから、行政には収入は入ってこないし、
これで施設の維持管理費を賄って…というわけにもいかない。
もろもろの調整は、地元の有志が手弁当で担っているということで、
もちろん大変な部分も多くあるでしょう。

それでも、せっかく建っている施設、
そのまま寝かせておくぐらいなら、少しでも稼働率が上がったほうがいいだろうし、
少なからず地元に「仕事をつくる」ことにもつながっているから、
人が来る、滞在する、「にぎわい」を増やす、ということにはなっている。

そして、もうひとつ無視できないのは、
ちょっと抽象的ではありますが、
「若者と接することで張り合いが出る」みたいな、
目に見えない効果もあるんだろうなあ、と。

だいぶ昔のブログですが、
当時は地元の高校生と、合宿に来た高校生の交流があったり、
地元住民向けのミニコンサートがあったり、
地元の方との交流もあったそうで。

こうやって、
普段接する機会がないような人と触れることができる機会というのは、
それだけでも刺激になるだろうし、
自分たちがやっていること、置かれている状況というのを、
(直接的に指摘されたり示唆を受けたりということがなくとも)
来てくれる人を合わせ鏡にして、顧みることができる、ということもあるのだと思います。

人が外出しなくなると「フレイル」になって弱っていくように、
「まち」にも人の動き、流れがないと、
だんだん閉塞感が出て、弱っていく。
そんな「まちのフレイル」を防ぐことが、
交流人口を増やすことの大きな意味でもあるだろうし、
たとえ人口が増えることにつながらなかったとしても、
まちが元気であり続けるためには、不可欠なことなのだろうと思います。

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