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最近、テレビで「ラジオ」の話題をよく聞く気がする。

もう、タイトルに書いたそのまま、それ以上のことは何もないのですが(笑)
最近、テレビでラジオを取り上げる番組がまた増えてきた印象があります。

私が気づいただけでも、この1ヶ月くらいで、
テレ朝「アンタウォッチマン」「ぺこぱのポジティブNEWS」
NHK「沼にハマってきいてみた」の3番組。
あと、ラテ欄には書いてなかったけれど、中川家&髙橋ひかるさんがゲスト回の「あちこちオードリー」(テレ東)でもラジオの話題は出ていたし、
もしかしたら、私が知らないだけでもっとあるのかもしれません。

(余談ですが、NHKの番組のTwitterに、ここぞとばかりに他局(民放)の番組のハッシュタグが並ぶとは…なんだか隔世の感がありますね…)

「ラジオの復権」というと、
2020年の外出自粛、そこからのテレワーク普及、という文脈で語られがちですが、個人的には若干疑問を抱いている部分もあって。

だって、あの「大嵐」の真っ最中ならまだしも、
あれからもう2年以上が経って、
いよいよ世の中が「通常」に戻ろうという強い引力が働いている中では、
ラジオこそ真っ先に「あのときは必要だったけど、もう必要ないよね」ってなりそうなはずじゃないですか…?

それが、今もなお、なんなら今頃になってから、
さらに注目の度合いを増しているということは、
世の中が「通常」に戻ろうとしている中で、
ラジオがその「新しい日常」の中にも居残り続けている、
本格的にラインナップされ始めている、ということだから。
そこには「社会的要請」とはまた違う、何か別のフックがきっとあるはず。

その「フック」って一体なんだろう…?と考えると、
バチッと一発でハマる答えはなかなかすぐには出てこないのですが、
「ラジオ好き」を公言する若い芸能人が増えたことは、数ある要因の中のひとつとしてあるのだろうな、とは感じています。
それこそ「あの夜を覚えてる」に出ていた千葉雄大さん、髙橋ひかるさん、工藤遥さんとかもそうだし、
それこそ山崎怜奈さんなども、よく話題に上る一人ですよね。

引用の記事にもあるように、
どこか「ラジオ好き」=「根暗」「オタク気質」というような、どちらかというとネガティブな印象を持たれがちだったところが、
テレビの中でキラキラ輝くタレントが、自らの「ディープな趣味」として、ラジオを、そのおもしろさを語り始めたことで、
そのタブーが外れ始めた、「私もラジオ好きって言っていいんだ」みたいな空気感が徐々に生まれてきた。
これは、一般人の間でもそうなのかもしれないけれど、
タレントの間、テレビに関わる「業界人」の間でもそうだったのかもしれない、ということは、佐久間さんのANN0とかを聴いていると、(直接的に言及されているわけではないですが)ときどき感じることがあって。
そういった空気感が、こうやって地上波で、大仰にラジオについて取り上げてもいい、という流れにつながってきたようにも思います。

オールナイトニッポンとかは(深夜帯で他にリアルタイムで動いてるコンテンツが少ないということもあるけれど)ちゃんとTwitterのトレンドに、コンスタントに入ったりもしているし、
ラジオ好きが「あまり公言しづらい『オタク的』な趣味」とはみなされなくなってきた、ということは言えるのかもしれません。


とはいっても、ラジオが「一般化した」とまではまだ言い切れなくて。
私も周囲の人と話すとき、「ラジオ聴くのが趣味です」と言うと、未だに驚かれることも多いし、
これだけ話題になってるように見えても、ラジオを聴いてる人って、まだまだ全然少ないんですよね。
体感的には、まだ「周りにはほとんどいない」レベルです。

おもしろいもの、自分の好きなものは周りの人にも共有したいし、
ラジオなんて特に、金をかけずに楽しめる趣味だから、
入る方も気軽に入ってきやすい部分もあるはずだと思うんです。
個人的にも、ミュージカルやサッカー観戦は、金もかかるしあまり気軽には勧められないけれど、ラジオなら無責任に勧められる(笑)
もっとラジオを聴く人が増えていってほしいし、
こういった「ラジオ」を取り上げたテレビ番組がこれからもっと増えて、
さらに追い風になってくれると嬉しいな〜とも思います。

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