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「やさしい」人に、なれますように。

2022年、今年もたくさんの印象に残る言葉がありましたが、
来年に連れていきたい、これからも心の中に携えていきたい、と思える言葉ってなんだろう?と考えると、
一番に上がるのは、やはり仙台育英の須江監督の言葉かな、と思います。

あの優勝インタビューは、本当に印象的だったし、
情熱大陸とか見ていても、この方の言葉には、いつも心を動かされてしまいます。
先日の「報道の日」関連の記事も、素敵な言葉で溢れていました。

「自分が成長するためには、他者の成長がとても大事。自分一人ではうまくなることもできないし、公平な競争で切磋琢磨していかなければ技術って伸びない。お互いのことを思って、補完し合うような関係でないといけない。仲間のモチベーションが低いときに、親とうまくいっていないとか、友達とうまくいっていないとか、その背景に色々と想像力を働かせていけば、優しさになる。優しさは想像力だし、想像力は優しさ」

以前、ほぼ同じ趣旨の言葉を別の人の口からも聞いたことがあるし、
確かに、人として尊敬されたり、多くの人からの好感を集める人というのを具体的に思い起こしてみると、
芸能人とか身の回りの人とか関係なく、
もれなくその「気遣い」が粋で、素敵で、
本当にその人に興味を持って、ちゃんと観察していないとできないような振る舞いをするんですよね。
そして、それがわざとらしくなく、さりげなくできちゃう。

これって、本当に日常の、無意識の領域から、
いかに周りのことが見えているか、
他者本位の振る舞いができているか、ということにかかっているし、
とてもじゃないけど、一朝一夕に身につくようなものじゃない。

そう考えると、自分なんて本当にまだまだだし、
この歳になっても、未だに自分本位だなあ、と思ってしまいます。
周りなんか全然見えてないし、気遣いなんてそうそうできた試しがないし、
できなくても他の人がやってくれちゃうから、全然それに甘えてた。
でも、それじゃいけないよなあ…。

日々の、身体に染み付いている無意識の行動パターンを、
この歳になって変えていく、見直していくって、すっごく大変なことだと思うんです。
でも、そうすることで得られるものってたくさんあると思うし、
他人にやさしくなれた分、きっと自分にもやさしくなれるはず。

2023年の目標どころか、
もはや一生かけて追求していくものになるのかもしれないけれど。
目の前にいる誰かに、ちゃんと想像力を持って接することができる、
「やさしさ」を分けてあげられる人になりたい。
「想像力は優しさ」
年の瀬、今年受け取った言葉たちを思い出しながら、
改めて、人生の指針として設定したい、大切な言葉です。

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