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「憧れ」を、つないでいく、紡いでいく。

年末年始の特番ラッシュが終わって、
通常編成に戻ったレギュラー番組を聴くルーティーンに戻りつつ、
合間に聴ききれなかった年末年始のラジオ特番を聴き漁っています。

今日聴いていたのは、Air-G'(FM北海道)で年明け直後にやっていた、こちらの番組。

JFN系列「SCHOOL OF LOCK!」の”校長”を10年務めたグランジ遠山さんと、
そのSOLを聴いてラジオの仕事を志し、実際にその夢を叶えたAir-G'の「もっちょり」こと森本さん。

もっちょりさんがラジオの仕事にかける想いというのは、本人が書かれているのでぜひそちらをご覧いただきたいのですが、

今回の特番でも、もっちょりさんが「とーやま校長」に出会い、
そして今に至るまでの話が改めて触れられていて。

9年前、ラジオの世界に憧れて上京した、当時はまだ一リスナーでしかなかったもっちょりさんが、「憧れ」の人に実際に会って号泣したこと。
その場で、その憧れの人たちの前で、自分もラジオパーソナリティになっていつか共演したい、自分の番組を持ちたい、と宣言したこと。
そして時は流れ、本当に、その「師匠」本人とタッグを組んで、番組をやるまでになったこと。
今度は自分がしてきたように、今を生きる中高生たち、「あのときの自分」に声を届けていること。

ラジオから流れる声に勇気をもらっていたかつての若者が、
今度はパーソナリティとして、誰かに声を届ける側になり、
またその声に勇気をもらって、何かに一歩踏み出す人がいる。
そんなバトンリレーが、延々と紡がれているんですね。


もちろん、そんな「バトンリレー」は、別にラジオの世界だけの話に限ったことではなくて、
自分が子供の頃、優しくしてくれた先生に憧れて、学校の先生になりたいと志したり、
自分が落ち込んでいるとき、元気をくれたアイドルに憧れて、自分もアイドルになりたいと志したり、
様々な場所で、「憧れの連鎖」が新たな物語を紡いでいる。
たとえ、職業という形で直接夢が叶わなかったとしても、その志や想いは、別の形で、どこかで別の誰かを勇気づけているかもしれない。


自分も、これまでの人生の中で、様々な人に憧れ、勇気をもらい、元気づけられ、ここまで走り続けてこられた。
今度は、これからの人生の中で、どんな人に憧れを、元気を、一歩踏み出す勇気を届けられるだろう?
もらったものを紡ぎ直して、次は誰に渡していけるだろう?

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