見出し画像

令和6年3月定例会 個人質問終わりました。

2020年4月、
皆さまから議席をお預かりして以来、毎回登壇
16回目の個人質問 終わりました。

令和6年3月定例会 個人質問
2024年3月6日(水)

1 防災について
2 令和6年組織見直しについて
3 学校教育について
4 人づくり•人つなぎ•まちづくりについて
5 移住•定住•関係人口政策について

(以下 少し長いです)

①防災について

能登半島地震においては耐震基準にみたない建物が多かったことが被害拡大につながっていることから、市内における今後の対策としての「木造住宅の耐震化」補助制度活用状況を問い、令和5年度は住宅の耐震診断件数5件、補強計画は2件、耐震改修工事については残念ながら0件であるとお聞きしました。
木造住宅の耐震化と防災計画と空き家対策はつながっている話ですし、空き家対策と移住政策はつながっています。建設部と定住促進センターのさらなる連携を求めました。

空き家対策特別措置法の改正により、市町村が重点的に空き家などの活用を図るエリアを促進地域と定めることで、カフェや宿泊施設への転用が容易になってきています。笠岡市には促進地域として定めたエリアはありますか?とお聞きしたら「ない」とのこと。今後、促進地域を定めていただき、空き家対策、そして賑わいの創出に繋げていただきたいです。

②令和6年組織見直しについて

みんな就労支援センターの新設に伴い、就労に困難さを抱えていらっしゃる方々をどのようにアセスメントし、就労に繋げていくことができるのかを問い、
就労に困難さを抱えている方の就労支援は地域づくりであり当事者のライフ支援であること、いかにより良く生きていけるのかに丁寧によりそい模索していく作業になることをお伝えしていきました。そしてそこにアクセスするために有効なツールである「かけはし」を効果的に利用してもらえるように、面談の時にでも書き込みを一緒にするなどしてほしいとお伝えしました。
幼い頃のつまづきが大人になってからの就労にまで影響があることもお伝えしました。
幼児期からのアセスメント、そして義務教育における合理的配慮の提供などを充実させること、その丁寧な積み重ねにより就労に困難さを抱えている方が減少していく可能性があることなどもお伝えしました。

岡山県みどりの食料システム戦略基本計画に基づき、笠岡市においても有機農業取り組み面積拡大や販路拡大を計画的に促すために、専門の組織立ち上げや担当職員の配置は必要でないのかを尋ねました。
笠岡市としては新たな人員配置は難しく、今ある配置の中で対応していきたいとのご回答をいただきました。

みどりの食料システム戦略に基づいた有機農業については、令和3年度から学校給食に有機野菜を使っていただくなど少しづつ取り組んでいただいています。
また、地域おこし協力隊募集ページの任務に「地域農業の担い手として、有休農地を活用し、有機農業やDXを活用した農業などに取り組みながら持続可能な農業経営を目指す。」とも入れていただいています。
課題と人との、有効なマッチングが求められます。

③学校教育について

連絡システム「すぐーる」活用状況、学校内トイレに生理用品を置くこと、笠岡市における支援が必要な外国人の子どもの数や支援体制、文化系部活動の地域移行、新しい公教育、令和の日本型学校教育、映画「夢みる小学校」についてなどお聞きしました。

映画「夢みる小学校」を観られた感想を市長、教育長にお聞きし、令和の日本型学校教育を知っていただくためにこの映画を校園長会やPTAの研修で観ていただけないか、との質問にも前向きな答弁をいただきました。

④人づくり•人つなぎ•まちづくりについて

高齢者の資格取得にかかる経費補助、市内で活動する団体と活動を求める市民がいかにつながっていくことができるのか、人生100年時代における笠岡市が目指すまちの姿についてお聞きしました。

市内にある本当に素晴らしい活動が、必要な方に届いて欲しいと感じていること、特に福祉分野における活動が障がいのある方や引きこもりの方などに届くように工夫して欲しいこと、みんな就労支援センターと連携して欲しいことなどお伝えしました。

来場者数1000万人を達成した道の駅笠岡ベイファームに来られている方々が笠岡の中心部にも行ってみたいと思っていただけるように、例えば世界唯一であるカブトガニ博物館や竹喬美術館の特別展などはベイファームで積極的にPRしていただくなど、中心部にもっとご興味を持っていただける取り組みを、とお伝えしています。

⑤移住•定住•関係人口政策について

新婚等世帯家賃助成金の年齢要件、若者会議拠点施設ポルカドットの活用、デジタル地域通貨についてお聞きしました。

令和4年9月議会で「デジタル地域通貨を活用した地元企業支援と地域コミュニティの形成、行政コストの削減」について、市長から前向きの答弁があった件について。検討は進んでいるのかを質問したところ、デジタル地域通貨については様々に効果があり、特に各種交付金や補助金にかかる行政コストの削減ができることに魅力を感じられているとのこと。引き続き導入に向けて前向きに検討するとの答弁がありました。

デジタル地域通貨の導入については、もともとは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用が可能な事業であったことから市の財源を使わず導入できるうちに検討して欲しいという思いで何度も質問していたので、そこは少し微妙な気持ちではあります。

他、様々に質問させていただきました。

今期最後の個人質問。皆さまからいただいた様々な疑問や質問を議場の中で執行部にお届けできる貴重な30分!と幕の内弁当のごとくギュッと詰め込みました。

毎回、質問時間を超えないように進行表を組んで時間管理しながら取り組んでいます。今回もなんとか、与えられた時間を超えずに終わることができました。

この4年間ご対応くださった執行部のみなさま
本当にありがとうございました。
傍聴に来てくださった方から、内容の濃さ、皆さまの寄り添う力に、笠岡市に希望を感じたとの感想をいただきました。

そして3月末をもって退職される市職員の皆さま
お疲れ様でした。新たなる道を歩まれる皆さまに心からの感謝の気持ちを贈ります。長年にわたるご尽力に感謝し、これまでの経験と知識が新たな一歩への貴重な支えとなりますこと、退職後の人生が健康で充実したものでありますようにと願っています。

本当にありがとうございました。

#笠岡市議会議員
#まなべ陽子
#真鍋陽子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?