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作文が書けるようになる「心の眼」を持つこと

文豪、川端康成は「伝える力は技術ではない」と述べました。「うまく書く技術のようなものをちょっと教わっても、心の眼は養われない」と、深い意味を持った言葉を残しています。

真に作文が書けるようになるためには、損得よりも善悪で物事を見る眼、つまり心の眼が必要です。

損得は、「自分をよく見せたい意図」であり、善悪は、「世の中を良くしたい志」を意味します。つまり、相手の立場に立った作文が書けているかどうかが問われるのです。

善悪を基準とした文章は、読者の関心を引き、共感や新しい気づきを提供します。一方で、損得を基準にした文章は、読者を失望させ、ただの退屈さしか感じさせません。この考え方は、作文に限らず、テストや受験のアプローチにも当てはまります。

そこに心の眼を持ち込めていますか?

作文は善悪を基準に身につけるべきものです。そのために、技術はもちろん「心の眼=善悪の判断」も同時に育てることが必要です。これこそが、真の作文の書き方です。


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