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1度きりの場だから。|PBLインターン「Bridge2」5日目。

お盆休みを挟んだBridge5日目。この日は、学生団体N.G.I.が行うイベントのリハーサルに参加します。

このインターンでは、自分たちで考えた企画を実際に行うことが1つのゴールとなっていますが、これまでイベントというものを行ったことがない人にはイベントの具体的イメージが湧きません。そこでイベントというものがどういうものなのか、どのように作られるのかを知るという目的のためにN.G.I.のメンバーと協働させてもらっています。

N.G.I. は前身団体から数えて今年で5年目。メンバーの入れ替わりはあるものの、チームでイベントを行うという点に関してはかなりの経験を持っています。

自分たちと同じ学生たちが行うイベント。実習生たちにはどう映るのでしょうか。

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今年の舞台は立川市立第一小学校。外部の団体や地域の人たちと積極的に関わりを持っていこうという施策を持つ珍しい小学校です。

毎年2度、環境教育を題材として行なっているこの企画。今回のテーマは「水の循環」。このテーマに「工作」を掛け合わせて学びを深めます。

ただ学ぶ場ではなく、工作という「体験」要素を織り交ぜることで子どもたちのテーマへの関心を促していきます。


小学校へ到着した一行。まずは本番のスケジュールを再確認します。スケジュールを確認しつつ、各自がどういう動きをするのか、それぞれのイメージを持ち、それらをすり合わせていきます。

動きをなんとなく把握したところで、実際に会場となるスペースを下見をしながらシミュレーション。子どもたちの動線、スタッフの動線はもちろんのこと、子どもたちから見た景色を考え、什器や道具の位置、目隠しを設置したりする箇所を決めていきます。見ながら進めるとやはりイメージは湧きやすい。

そして、この企画のメインコンテンツであり、キモである水の循環を表現する「装置」をインターン実習生とともに試作してみます。数カ所の装置を作り、その装置をつなげる、というかなりハイレベルなこの試み。そして何より問題なのが、この装置がまだ1度もうまくいっていないという事実……。メンバー全員かなり真剣です。

とはいえ、装置がうまくつながることも大事だけど、この装置を水の循環を意識して作るということこそがこの企画で真に大事なのかなと思っています。「作る」という体験こそが子どもたちの学びを増幅させることになるので。

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さてさて、朝から行ってきたリハーサルもすでに6時間。そろそろ撤収の時間となりました。イベントまで残り5日。このリハーサルでかなりの改善すべき箇所が出てきました。この後N.G.I.はこの点を修正するため夜遅くまでミーティングを行ったそう。妥協せず、やれることは全部やった、あとは本番に臨むだけ、という達成感を持って本番を行うことがとても大事。自分たちの自信がない場を提供することは参加者に対して失礼になります。

参加してくれる子どもたちにとってはおそらく一生で一度の経験なのだから。

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2016年8月16日(月)

10時00分〜16時00分

第18回それいけ!たまレンジャー!!リハーサル参加

場所:立川市立第一小学校

参加者:インターンシップ学生4名

担当:佐藤、川崎(学生団体N.G.I.代表)

協力:学生団体N.G.I.

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