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普通の子の中学受験、クラス分けテストが悲惨・・・

中学受験を始めた頃、ひとつの壁にぶつかりました。

それが、クラス分けテストがうまくいなず、点がまったく伸びないこと。

週ごとの小テストは、いつも80点以上で、まずまずがんばっている様子。

その積み重ねであるはずの、ほぼ月ごとのクラス分けテスト(模試)が

いつも悲惨な点数で、いつまでたっても、クラスが上がりませんでした。

それは、学力が足りないせいでしょ、と言われてしまうかもしれませんが、

クラス分けテスト本番の数日前に、昨年のクラス分けテストを塾の

授業中に受けていたのですが、こちらはクラスアップが狙える点数を

だせていたんです。ときには、その時のクラスでトップをとっていたのに、

本番のクラス分けテストでは、20点ほど低く、偏差値も予測の10下なんて

こともよくありました。

これはなぜか? 今だからわかることですが、受験というのは一発勝負。

いくら前日まで点がとれていた、普段はよく出来る子なんだけどなんて

関係ありません。その日、合格点をとれたものが勝者なのです。

うちの子の場合、一発勝負に向いていませんでした。

今、冷静に考えればそれはわかります。のんびりして、競争が苦手、

新しい場所だとすぐ緊張する小心者。そんな性格の子が一発勝負で、

自分の実力を発揮できるわけがないのです。

しかも、まだまだ受験が何たるか、をわかっていなかった私の対応が

さらに事態を悪化させていました。なんと、委縮している子どもに対して、

葉っぱをかけていたのです。これは、熱心な受験ママたちが

しでかしてしまう失敗のひとつだと思いますが、緊張している子を

叱ったり、プレッシャーをかけたりするほど、子どもは不安になり、

本来の実力をだせません。

もちろん、うちの子も私の叱咤激励のせいで、いつもクラス分けテストで

失速・・・。塾の先生も「なぜ、模試のときだけ点がとれないのかわからない」

と頭を抱えていました。

中学受験を振り返り思うのは、子どもの性格に合わせて対応を変える

大切さ。うちの子のような小心者は、「大丈夫だよ、いつもの調子でね」と

安心させる声がけを、逆に勝気なタイプには「本気でいけよ!

みるのもみせてやれ!」ぐらい煽った方が、エンジンがかかる

可能性が高いと思います。

この子はいったいどんな子なのか、この子に適した声がけはどんなものか?

まずは、そこを親が戦略のひとつとして考え、一貫して態度を崩さないことが

大事だと、中学受験を体験してよーくわかりました。

うちの場合、個別塾の先生がいち早く、子どもの傾向をとらえ、

「緊張するなら、テストの前にトイレで少し踊って

みなよ(子どもがダンスが好きなのを知って)」とアドバイスしてくださり、

うちの子が素直にそうしてみたところ、「なんか楽しい気持ちになって

落ちついてできた」と言うようになりました。

そのあたりから、少しずつテストの点は上がり、その後、目標にしていた

ひとつ上のクラスに上がることができました。


ただ、そこでも、ひと波乱。 そのお話は、明日以降へ続きます!






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