職員採用基準・人事考課について

当院では事業計画に基づき、必要な人材の要諦を3つ設けています。

  • 協調性:全体最適の視野を持ったうえでの前向きな姿勢、礼節、社会常識を共有できるか

  • 志向性:理念、ミッション、事業計画などについて共有できるか

  • 技術・知識:業務を遂行するための基礎的な土台があるか

の3つです。

 言うのは簡単ですが、本当のところはしばらく一緒に働いてみなければわかりません。そこで3ヶ月の試用期間を設けています。この限られた中で、当院の様式に慣れ、遊びも含めて親睦を深め、しっかり腰を据えてまなびを通じて成長していけるか、法人にとっても採用意義を見いだせるか見極めていきます。基本的に長期の雇用を念頭においております。
 その期間中でに上記3項目が当院とマッチングいていない場合は、話し合ってご理解を得たうえで本採用とはしないこととしています。これはお互いにとって最善な選択であるための割り切りかと思っています。とはいえ、多くの時間を使うことにはなりますので、そうならないように面談時には時間をかけ、訪問診察にも同行するなど、触れ合う機会を作っています。

また、逆にこのような人材は採用しないという基準は多々ありますが、例として以下のようなことになります。これはネガティブリストではありませんのでこれ以外は大丈夫というわけではありません。

  • 前職において人が原因で退職している→自責の観点と行動変容の有無によります、不安定な心境では仕事に専念できません

  • 嘘や隠し事がある→信用できません

  • 謙虚・義理・礼儀に不備がある→協調できません

この基準を満たしたうえで、人事考課において重要視することが5つあります。

  • 情熱;業務を遂行するための他に好影響をもたらすことのできる情熱と発信

  • 成果;前向きに取り組んだ結果そのものとまとめ力

  • 育成;経験値の共有と広がりのある人材育成

  • 継続;途中でやめないこと、または継続できるような省エネ・効率化

  • 寛容;事業の進行、顧客(患者)に合わせた柔軟性・多様性

  • 管理;危機管理・データ分析・予測能力

 逆に言うと社会人としてそれまでの人生で培っていてもらわないといけないことが見えてくるかと思います。
 自己主張ばかりで内容がない、などという評価とならないようにひとつひとつの事柄に真剣に謙虚な姿勢で取り組むのはもちろん、そこにどのような心境で取り組むかが大事だと考えております。

上記項目は完全オリジナルです。皆様の企業ではどのような採用基準・人事考課を大事にされていますか?

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