将棋の話から展開します。

僕の好きな言葉があります。
それは、
「Connecting The Dots」
という言葉です。
この言葉を知ったのは、最近です。
でも、昔を振り返って実感したことがありました。
そのことを、今日はシェアしようと思います。

僕が小学生の頃、父親と将棋をしていました。
否、父親が将棋をしたいので、相手をさせるために教え込まれていたと言った方が正解でしょうか・・・。
いずれにせよ、父親の将棋の相手をしていました。
もちろん、僕は連戦連敗です。
勝った記憶はありません。
そんなとき、父親は過剰にアドバイスを与えてくれます。
あまりにも情報量が多すぎて、頭に残るのはほとんどありません。
でも、その中で一つだけ覚えていることがあります。
それは、
「最後にどういう形を作りたいかを考えて、手を打ちなさい。」
という言葉です。
将棋は、この形に慣れば絶対に詰めるという形があります。
例えば・・・
相手の王様を丸裸にして、
近くにも遠くにも守ることができる駒をなくして、
その王様の1コマ空けた真正面に自分の金(又は銀でも)があって、
自分の手に金を一枚持っていたら、
絶対に積むんです。
そのような形を作ることができたら勝てると教わりました。
ま、もちろんちゃもちろんなんですが・・・。

さて、本題です。
僕は、この考え方をラグビーに適用していました。
現役の中盤頃(30歳前後)から、適用していました。
例えば、
相手チームで最も体の小さい選手と、
自チームの最も体の大きい選手を、
敵陣トライラインの数メートル手前で、
1 on 1にしたらトライだな。
とか、
相手チームの最も横に動けなさそうな選手と、
自チームで最もスピード溢れる選手を、
横幅20mのスペースを与えて、
1 on 1にしたらトライだな。
とか、
いろいろと考えていました。

要するに、そのときは無駄だと思っていた知識が、一週周って役立っていたんです。
人生って、経験が大事なんですよね。
その経験を生かすも殺すも自分次第です。

それにしても、現場を持っているコーチって大変ですね。
昨日と一昨日とラグビートークをする時間がありました。
皆さん、グラウンドの内外でいろいろと苦労をしているようです。
その経験も、この後の人生できっと生かされるんだと思います。

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