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基礎基本を徹底する教育をするからこそ、新しい問題が解けるのだ!(全国学力調査、プログラミング初登場 ICTの問題ふんだんに 朝日新聞4月19日)

文科省の学力調査に新傾向の問題がどんどん出ることは良いことだ。だが、その新傾向の問題を解くための基礎は、既存の学習科目の中にあることを教師も保護者も忘れてはいけない。

今回出題された小6のプログラミングの問題を見たが、明らかに、算数と国語の融合問題だとしても良いようなものだった。プログラミングという語句が問題の中にあるというだけで、実際は算数の図形が理解され、国語の読解がしっかりできれば解けるのだ。そういう意味では、新しい形式ではあるが、古い問題だと言っても良いものだ。ということは、基礎基本の学習がどうしても重要だということなのだ。

このことを忘れないようにして、前に進んでいくことだ。ここを蔑ろにした学習は、小手先の理解で終わってしまう可能性がある。基礎基本を大切にした教育を今後も続けてほしいものだ。目新しさに負けないように。

【教育記事から教育を考える】
2022年4月22日(金) VOL.726
筆者:中土井鉄信(教育コンサルタント・合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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