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体温の調節について:講義グラレコ紹介 口腔保健学科 体温

 今年から生理学分野担当で口腔保健学科の基礎摂食嚥下学Ⅲの講義が始まりました。
 「なぜヒトの体温は37℃である」と考えたことがありますか。確かな原因がまだ不明ですが、エネルギー通貨でATPの産生に関連すると考えられています。温度の上昇によって、ATPの産生を促進するのですが、細胞障害性をもつフリーラジカルの産生も促進するという弊害があります。東邦大学地理生態学教室の長谷川雅美先生によると、ATPとフリーラジカルの生成との間に、リスクを最小化し、利益を最大化するシステムが自然選択されたのではないか、と考えられています。リスクの最小化と利益の最大化を実現できる温度は37℃になる原因かもしれません。詳細は下記のリンクです。

https://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/017691.html

 それでは、口腔保健学科学生さんが作成してくれた後期の講義グラレコの第一弾を紹介していきます(徐嘉鍵)。

第1回:体温

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 体温の変動、熱の産生とその調節機構をうまくまとめてくれています。素晴らしい!🌸

第2回:歯と歯周組織

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 歯と歯周組織の構造とその機能を簡潔にまとめてくれて、わかりやすい。👏👏

第3回:咬合、下顎運動、顎反射

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 開口、閉口運動を模式図できれいに示していて、わかりやすい。各顎反射の反射弓をわかりやすく説明していて、素晴らしい!👏👏

 今回は、後期講義範囲における口腔保健学科の学生さんから作成してくれた講義グラレコ作品の第1回になります。皆様、それぞれの工夫やアイデアで講義内容を簡潔にまとめてくれていて、すごいです!🌸 今後も、高いレベルのグラレコ作品を期待しています!😊🐭

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