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外国人から聞いた忘れられない言葉③

カナダ人編
待望のシリーズ第3弾(誰も待ってない)
因みにこれまでのシリーズ↓

それは私がまだ必死で英語の勉強に精を出していた頃に遡る
スペイン人のボーイフレンドと付き合っていた頃。
彼は9ヶ国語くらい話すことができた
スペイン語
ポルトガル語
イタリア語
英語
フランス語
日本語(いまいちだったけど片言ではなかった)
など(あとは忘れました)

「なんでそんなに話せるの?」
「ラテン語は似ているし英語の元になった単語も多いからね」
「でもフランス語は難しい」(これはよく聞く)
確かに、スペイン語とポルトガル語は似ていると聞くけど、それでも違いはあるわけで頭の中どうなっているのかな?というくらい不思議に思えた。

そんな時、ランゲージエクスチェンジのサイト(今はない)
があって、こちらが書いた文章(日記とか)をその国のネイティブが添削してくれて、こちらは日本語で向こうの文章を添削してお返ししてあげるというものがあったので利用することにした。

その中で、添削してくれたカナダ人の彼とチャットのような感じで話していた時のこと

「私はこんなに勉強しているのに全然進歩していない気がする」
「そんなことないでしょう、日々やっていると気づかないうちに進歩しているものだよ」

「私の友人のスペイン人は9カ国語も話せるのに私は英語一つもいつまでたっても身につかない」
ということを自虐的に言った(書いた)時、
彼から返ってきた言葉が
「Life is not the competition」
(人生は競争じゃないよ)

だった。

同じことを日本人の友人に言ったら返ってきたのが
「彼はスペイン人でしょう、ヨーロッパ人は陸続きで他の外国人との交流も多いし、大体文法も似てるから最初からアドバンテージがあるよ」
とか、
「その年からやっても記憶力も衰えてるんだしさ、難しいんじゃない?
なんで学生時代にもっとうんたらかんたら」

というものだったので、目から鱗が落ちる思いだった
視点が違い過ぎて驚いた。
私の日本人の友人の性格もあるけど、なかなかこんな風に言える人って日本には少ないんじゃないかと思う

人と比べても仕方がない、ということを改めて考えさせてくれるエピソードでした。
だから私は海外の人と話すのが好き(機会はほとんどないけど)
環境、育てられ方で考え方が変わると思っているから。
日本人はどこかにやっぱり仏教的な考えが染み付いている人が大半だと思う。
(これ言ったら何故か大体否定されるけど)
因果応報などにしても仏教からきてる言葉を普通に何気なく使っているし、無宗教の人でも少なからず知らない間に影響を受けている気がしている
仏教の教えは素晴らしいけど、たまには他の宗教に影響を受けて育った人と話すとまた全然違った考え方に触れることができるので凝り固まった心をほぐしてくれる時があるのではないかな。




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