婚活アプリ勧めてろくな事にならなかった話(泣)②

友達に婚活アプリ勧めたら良い結果になったとは言えず、責任を感じてしまった私

その後、友達Aの落ち込みは数ヶ月続いた。
これまでにもAからは彼氏と別れたり振られたりという話を幾度も聞いてきた歴史があり、その都度同じく何ヶ月かグズグズ言ってはいたものの話の内容と言えば暗いながらも愚痴あり笑いありという軽さを含んだものであったが、今回は終始一貫して重苦しい雰囲気が漂い心から憔悴しきっているのが見てとれた。

そんな頃、ちょうど同時期くらいにこれまた軽々しく
「今流行りのアプリでもやってみたら」
と声をかけていた同僚のBからの被害報告を聞く事になる。

B曰く、アプリで知り合ったその新彼氏は

社長
昼間はたいてい寝ている
夕方から仕事に出かける
兄弟が生活保護を受けていて一緒に暮らしている

私はその話を聞いてすぐさま

私 「水商売なの?」
と誰もが抱くであろう疑問をぶつけた。
B    「イベント系って言ってた。昼間社員が営業して取ってきた仕事を夜につめるんだって」

社員に働かせて昼間寝る社長って…
仮にそれは百歩譲って良いとしても
生活保護を受給している兄弟と同一世帯ということは、家賃の上限もあるだろうし、社長(と言っても色々ですけど)をやっている兄弟と一緒に住んでいて保護費を受給している兄弟というのも腑に落ちないしとモヤモヤ
そして他にも不思議なことが何点かあった。

私 「会社名は聞いたの?ネットに出てきた?」
B 「調べたら出てこなかったからどうしてか聞いたら、会社名変更中って言ってた」
私 「…。大丈夫?怪しくない?」
B  「大丈夫〜ありがとう」

その後は一緒に住む家を探しているという話だったので、変だけどそれなりにうまくやっていけてるし、何より本人がとても幸せそうだったのでそれ以上は何も言わずにいたところ、

ある日の朝、廊下で電話しているBに遭遇
その必死の形相と話し方が尋常ではなかったので何があったか聞いてみると

B   「私のカードで借金されてた」

なんとBの彼氏がBのクレジットカードを無断使用してお金を借りていたらしく、朝一からカード会社に電話で問い合わせをしているとの事だった。
額は100万くらい

結果、Bが知らない間に使われたとの訴えは徒労に終わり、赤の他人に不正使用されたわけではないということで全額Bが借金を背負う形となった。

その後一時的ではあるもののBは鬱状態になって休職
今は復職してきたが、そのころの話は未だに聞けずにいる。
聞く事は失礼なのか聞かないのは冷たいのかわからなまま
コロナもあって廊下ですれ違ってもほとんど話もしないまでになってしまっていたところ、最近になってようやく笑顔が見られるようになってきた。
寂しい笑顔だけど。

ネット等で知り合う人は実際の共通の知り合いがいないから無責任なことができてしまう。
いつでも逃げられるし、電話番号さえ知らずアプリの電話だけという人がほとんどになってしまった今、本当はどこの誰なのか嘘を言ってもばれない可能性も高くなってきている。

そんなこんなで、私の今年の抱負は人にアドバイスをしない事。
よく知りもしない事を勧めないこと。

二人とも怪我などなかっただけでも良かったとは思っているけど(心は大怪我)
皆様はアプリの使用は十分気をつけてほしい。(校長先生かよって感じですが、本気です)

ところで最近電車の中とかちょっと宣伝し過ぎじゃ無い?
首が痛いからスマホ見ないでぼーっと立っているとちょうど目線のところに出会い系アプリの広告がきたりして、はたからみると興味津々で凝視してる人みたいになって嫌なんですけど(言いがかりかな)









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