最近いろんなニュースを見る中で、
やっぱり、自由にはすごい責任が同時にのしかかってくるのだと感じた。。

私は10代で図らずも母親になってしまった
この言い方も良くないのはわかっているけど、当時は本当に事故に遭ったような感覚だった。
まさか私が、というような。
親から逃げるように半同棲していたので妊娠するのも何ら不思議ではないし時間の問題だったのにも関わらず。

現実逃避していた私は堕胎期間を過ぎてしまい、結局入籍だけして産むことにした。
ほぼ同い年の彼氏は当然のように妊娠中浮気をして帰ってこなかった。
人生で一番幸せなはずの結婚、出産は未だに思い出すと涙が出るくらい最悪で地獄の日々だった
当てつけに死んでやろうかとさえ思った。
なぜ死ななかったかというと、後々彼の武勇伝にされそうだったから。
目を潤ませながら、俺のせいでとか何とか言って新しい女の子を口説いている未来を想像すると死んでも死んでやるかと思った。
つまらない理由ではあるけれど。

その後すぐ離婚して、生まれてきた子は自閉症で全く懐かず、おまけにどこでも泣き喚く。
正直かわいいとは思えなかった。
養育費ももらえず、実家にお金もなかったので生活のことで頭がいっぱいだった。

それでも周りからは、
「母親なんだからしっかりしないと。化粧なんてしなくていい。」
「お母さんなんだから子供を可愛がるのが当然」
「離婚したんだから、昼も夜も働いて必死で子育てするのが普通」

いくら若くても、産後すぐからの慣れない仕事と子供の父親との別れ話に心身ともに疲弊してもうしんどいと言っても、
「じゃあ産まなければよかったのに！」
と、もうどうしようもないことを言われる

私もとうとうイライラして
「そんなこと言われてもどうしようもないでしょう、もう生まれてるのに。殺せってこと？」
と返してしまったり。

子供の父親は今までと何ら変わらない生活を送っているのに何一つ責められず、私ばかりが矢面に立たせれている気分だった。

子供を可愛くない親なんていない。この言葉に追い詰められていた。
今でこそ毒親とか言って、親を批判することもある程度許される空気はあるけれど、子供に関しては一切許されないのだと思う。

思えば日本って（他の国もそんなに知らないけど）その人自身より立場を重んじすぎるところがあると思う。
職場でも、◯◯係長だとか◯◯支店長代理だとか名前に役職をつけて呼ぶことを強制されてるし。長ったらしいし昇格降格すると覚えられない。
LGBTQとかも、その人自身の人柄とかより先にゲイだとかバイだとか。
正直係長だろうがゲイだろうがどうでもいい。
気が合うなら付き合うし、合わないなら話もしない。
その人自身の方が先に来るべきなのに、ゲイの誰それさんとかコンビニ店員の誰々さん、バツイチ子持ち40代の何とかさんとか、そんな情報がそんなに大事なのかと思う
いい意味で社長は社長らしい振る舞いをして欲しいけど。（セクハラ発言を止めるなど）

私がだめ親だから言うのではないけど、一人の人間として先に見てほしかった。
私は子供がいることを職場で言うと母親としてのバイアスがかかった目で見られるし、子供の話をするつもりもないので誰にも話していない。

年齢も明かさない。
ただ、年齢に関しては履歴書を見た誰かがバラしてそれが口伝てで勝手に知られて急に会話の内容が変わる時がある。
私は40代でも白髪がほとんどない体質で、シワもあまりないので若く見えていたのかも知れないが、今までは彼氏できた？とか聞いてきていた同僚がある日を境に突然
「白髪染めとかどうしてるの？」
「◯◯さん（私）はもう子供できないでしょう」
「最近体調悪いのって更年期じゃない？」
と言ってきて、これは誰かから私の年齢を聞いたに違いないとわかった。
「へー、あの人案外歳いってるんだー」
なんて言ってるのが目に浮かぶ

それにしたって、ひどい言葉だと思う。
これだから歳を知られるのは嫌だったんだと心から思った。

年齢も立場も何も考えず、ただ話をしていて楽しいとか雰囲気が良いとか、一緒にいて心地いいとか、そんな風に思って過ごしてくれる人なんて中々難しいのかも知れないし、人によっては部長様、社長様、お偉いさま！という感じで接したり、人前でもそう呼んだりして欲しいのだろうとも思う。

ただ、本音と建前と言われる日本社会で私は裏で舌を２メートルくらい出している。