見出し画像

常識は正解ではない

勉強することは大切です。

でも、勉強して、

業界の常識に縛られ過ぎると、

良いアイディアも出なくなる。


常識を疑う事、

常識から離れることで、

見えることがあると思います。


飲食店なら、

朝早くから夜遅くまで

働くのが当たり前。


価格は他のお店と同じぐらいに。

メニュー構成はこうあるべき。

接客は全ての人に平等に。


そんな風に思ってしまいがち。


私は、常識ははたして正しいのか?

いつも考えながら

お店を運営しています。


常識は過去のものであって、

正解ではない。

そして、これからの時代の非常識。


だから、

「ふつうは…」とか、

「そんなの常識でしょ!」

という言葉が好きではない。


そう考えるようになったのは、

りんごの花をオープンする前に

通っていた、経営塾のおかげ。


その経営塾では、

半年に1回テストがあります。

テストの内容は、

経営数字に関連するもの、

財務表の見方、

スタッフの活用法の考え方、

など幅広い視点から

質問が作られているのですが、


毎回必ず入っているのが、

いかに人と違う考え方が出来るか?

というもの。


答えが奇抜であればあるほど、

点数が高いのです(笑)


私は、常識に縛られている人間なので、

その質問が苦手でした。


でも、その質問があったお陰で、

常識が必ずしも良いことではない、

という考え方が出来るようになったことを

とても感謝しています。


その常識は誰が決めたのか?

業界が変わった時に

その常識は通用するのか?


また、それを変えることで

生じる不都合や、

メリットについて。


せいぜい、私が考える

狭い範囲ですけど、

考えたりしています。


今、SNSの発達のお陰で、

奇抜な発想であればあるほど、

ネット上で話題になります。


常識は時代とともに変わっています。


りんごの花は、

青森県内の津軽地域、南部地域で

特徴が全く違うのに、

敢えて1店舗で全ての地域のモノを

出していること。

お店に置いてある日本酒を

全て青森地酒だけにしたこと。

「青森より青森!」

と時々、青森からいらした

お客様に言われるほど

店内は青森尽くしです。

りんごの花をオープンした頃は

ここまで青森県に特化したお店は

他にありませんでした。

そして、日本酒を青森だけで

揃えているお店もありませんでした。

津軽の郷土料理と

南部の郷土料理を

一つのお店で提供しているお店も

私が知る限りありませんでした。


全て今までの青森居酒屋の常識にはなかった

お店の形でした。


りんごの花をオープンして最初の頃は、

お客様からも、

他の件の有名なお酒は置いていないの?

とか、

私が十和田市出身

(南部地域に分類される)ので、

ここは南部のお店なの?

とか、

言われることが頻繁にありましたが、

今ではそれもなくなり、

「青森の郷土料理を食べるならここ!」

「青森の日本酒の品ぞろえは、

関東ならここが一番だね!」

と言っていただくお客様が

いらっしゃるまでになりました。


このコンセプトも、

先の経営塾で学んでいなければ

出なかった発想。


常識外れとか、

業界で初めてのことをすると、

最初は反対意見や、

嫌がらせ、のようなことも

時々あります。


りんごの花もありました(笑)

今では良い思い出です。


でも、その方向性を求めている人がいれば、

その人から周りに伝わって、

賛同してくれる人が集まり、

お客様が来てくださり、

次第に反対や嫌がらせも無くなります。

来ても気にならなくなります。

りんごの花の場合は、

最初から応援してくださる方が

沢山いたので、ラッキーでした。

お陰でここまで

続けれ来れたと思っています。

本当に応援してくださる皆様には感謝です。

今も、

常識に凝り固まらないように

幅広く情報を取り入れたいと思っています。


※この記事は2017年にアメブロにアップした記事のリライトですが、既にこの考え方自体が古いな、と感じました。

まだ、上手く言葉で表現できないのですが。

サポートしてくださったら、飲食店の裏側的なことも書いちゃうかも。。。