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マッドフラッド界隈・・・

少し前ですが、マッドフラッドと呼ばれる一連の仮説について考察している人たちの周りでざわざわする出来事がありました。

以前触れさせていただいたイーフラットさんの記事では、フラットアースの議論自体がいろんな影響でメタメタになってしまった、ということが解説されていましたが、

今回は、フラットアース界隈に隣接、あるいは論者が一部重なっているマッドフラッド論についてのざわざわした話です。

例によってざっくり説明すると、フラットアースを考察する人たちの中でマッドフラッドも取り上げる人たちが増えてきて、その中でのマッドフラッド仮説の扱われ方に対して見解が大きく分かれている、という感じです。

主な批判

批判している側の人達の主張は見たところ特に一本化された理屈で批判しているというわけではなく、それぞれの論者がそれぞれ引っかかるポイントを指摘しているという感じに見えます。

主だった批判としては、
・そもそもフェイク写真なども証拠に含まれており全体的に根拠薄弱

・文明がリセットされたとか江戸時代がなかったとか、それによって生じる数々の矛盾をどう処理するのか

・タルタリアと呼ばれる帝国などなかった、それは単に歴史にもちゃんと残っているタタール民族の総称である

・何でもかんでも半地下認定するな、人工的な半地下建築を土砂で埋もれたものと一緒くたにするな

・胡散臭いスピリチュアルと絡めるな

・前文明があったという話に対して「マッドフラッド(泥の洪水)」という呼び方が事象と乖離してる、マッドフラッドと呼ぶな

・科学としての考察対象であるフラットアースを扱う人がこういったガバガバ理論を扱うことでフラットアース論自体が胡散臭く見られる

といったあたりでしょうか。

批判される側

批判されている側の人たちは一部それに対して議論はしつつも、全体的にはスルーしてるように見えます。

当人たちがそう言ってるわけではないですが、なんとなく言葉にすると

「不明点や矛盾はあるけど、それを解消できる解釈もあるにはあるし、取っ掛かりとしてそれを仮定しておいているだけで、別にそこだけにこだわってるわけじゃないんだよ」

とか

「今はいろんな意見を出してぶつけ合うフェーズだから矛盾とかこまけーことはいーんだよ」

とか

「そういう主張をしてる人もいるかも知れないけど自分は知らん」

といった感じに見えます。

感想

で、僕の感想ですが、最もだなと思う指摘もあると同時に、それはえーやんほっとけや、と思うものもある、でした。

そもそもが断片的な情報の寄せ集めで構築されている仮説なので、カバーする範囲も広くある意味ガバガバな仮説であるのは間違いないと思います。

200年ほど前に文明が一度リセットされたという説については、僕自身も以前に書いたように、それだと説明できないことがいっぱいあるよね、それらはどう整合性がとれるのかな、と未だに思っているところです。

それはえーやん

一方で、マッドフラッドと呼ぶな、とか、フラットアースと絡めるな、とかは別にいいんじゃないの?それってちょっと被害妄想的じゃない?と思ってました。(過去形)

別にそれらは論の本質部分に影響する話ではなく、対外的にどう見えるかの問題だから、気になる人は気になるだろうけど気にならない人は気にならないでしょう、程度に思っていました。(過去形)

身を持って知る

で、過去形と書いたとおり、実は今はその気持もわかるようになりました。

何度も書いているように、僕はQではないし厳密にはアノンでもないしQアノンでもないですが、Qアノン「的な」目線でここしばらく情報を追ってきました。

別にそれはネサラゲサラとかJFKjrとかメドベッドとかを信じてたという話ではなく、トランプ陣営が何らかの表には見えないオペレーションを行っているという視点に基づいて情勢を読み解いてきた、という意味です。

ちょうどわかりやすく解説してくださっているツイートがあったので引用させていただきます。
※戦争は罪深いビジネス&命は歯車扱い様、もし引用に問題があればご指摘ください。

僕から見れば、Qは別にカルトでもスピリチュアルでもなんでもなく政治、軍事、犯罪に関する情報なのですが、一般的には怪しげな陰謀論に振り回される「Qアノン」扱いなのですね。

で、つい最近、神真都Q(やまと)を名乗る集団が全国でデモ行進をしたそうです。あまりにも胡散臭いのでリンクは貼りませんが。

名乗ってほしくない問題

僕からすると、こんな怪しげな連中にQを名乗ってほしくないですし、そもそもQ全く関係ないやん、適当に乗っかるなよ、と思うのですが、外野から見るとこういったのがQアノンとして見られてしまうわけですね。

実際、フラットアース界隈でも、Qアノンはこんなのだ、みたいな扱われ方をしていて、別に僕がQアノンを代表するわけでもなんでもないですが、非常に不本意に感じたわけです。

それに気づいたときに、「それはえーやん」の気持ちが過去形になったわけです。

被害妄想じゃないの?なんて思ってごめんなさい。

こんなのと一緒にされたくないという気持ち、よくわかりました。

どうできるか

僕としては別にこれについてどうこうしようとは思ってませんが、もし対外的な見られ方を気にする立場で、ちゃんとしたムーブメントにしていきたいと思っているのなら、確かにこの人達を批判して、お前らのせいで変な目でみられるやろうが、と主張するしかないのかなと思いました。

楽しくやってるんだから余計なお世話だ、という言い分もわかる一方、それによって阻害される何かがあるのなら、それを批判する気持ちもわかりました。

ただこれは突き詰めるとどちらが正しいという客観的な正当性を問える問題ではなく、利害が対立する陣営同士の争い、つまり闘争にしかならないのかなとも思います。

願わくば

スピリチュアル的な発想を扱い出すとどうしてもそこにつけ込もうとするカルト連中が出てくるので、あくまで考古学なら考古学、歴史学なら歴史学として捉えられるといいなと思います。

もちろん既存の考古学会とか歴史学会に忖度するという意味ではなく、あくまで学問的な態度は失わないようにしていけるといいなと思います。


今回はそんなところです。

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