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はじめてシーチケで試合をみた日[番外編4]

J開幕時からごく一部でシーズンチケット(以下シーチケ)は存在していたものの、それ以降1万人キャパの駒場での新規の受付はしばらくされてこなかった。

95年夏、駒場の改修工事が終わったことで、それまでの倍以上の2万1千人収容のスタジアム(名称も競技場からスタジアムに)へと生まれ変わった。

このタイミングでシーチケの枠が増えるんじゃないか!という噂は少し前から聞いていたが、実際にサポーターたちの思いが届く。

チケット争奪戦から解放されたいサポーターは山のようにいた。
募集の要項をよく確認すると「抽選」の文字が…
冷静に考えればそうだろう。
数だけで言えば全てをシーチケで埋めてしまうことも可能なくらい賑わっていたが、新規や単発で観に来てくれるサポーターだって同じくらい大切な存在だ。

迷わず申し込みを済ませ、幸運にもこの抽選に選ばれ念願のシーチケホルダーとなる。

1995年8月16日(vs清水)

試合前日から駒場の周りにテントが並ぶ光景はもはや当たり前だったが、駒場スタジアムリニューアルの試合、最初で最後の駒場テント泊をした。あの小さな駒場が大きくなったことにワクワクが止まらず、家でじっとはしていられなかった。

リニューアルを祝うイベントでピッチを覆っていた赤い布は雨を含んで大変なことになっていた。

そしてお祭りムードが抜けない試合には負けてしまうのが浦和の伝統か。
1-2の敗戦。
(後の埼スタこけら落としも0-2の敗戦)

スタジアムも大きくなり、より駒場に愛着を持ち始めたのもこの辺りからかもしれない。

駒場リニューアル記念のテレフォンカード

今のシーチケ制度には少し好まないところがある。それは継続年数によるランク付けをしていること。そんなのがあるから一度離れた人が戻りづらい面もあると思う。
それに何十年も継続している人よりも(そりゃ歳を重ねれば自然と継続年数なんて長くなる)、新規でスタジアムに足を運んでくれるお客さんのほうがよっぽど大切だし、もっともっと手厚く迎えるべきだ。
たくさんの娯楽で溢れている現代で、わざわざ浦和レッズの試合を選んで来てくれる若者たち。2回3回と足を運んでくれる努力を果たして全力で出来ているのだろうか。まだまだ全然足りないと思う。
K崎さんのように試合以外のイベントを充実させることは、古い人間ほど浦和レッズにそういうものは要らないと言うけれど、いつまでも硬派でいたら気づいた頃には手遅れなんてこともある。
シーチケなんてぶっちゃけ少しだけ安く購入できてるだけで充分でしょ。

思わず話が脱線してしまった…
ではまた次回!

次回は2005年まで時計の針を進めて、貴重な体験の話を。

本編も是非よろしくお願いいたします!
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