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14歳がはじめて徹夜をした日 [番外編1]

ここからは先日アップした本編の「はじめてレッズをみた日」コンテストとは関係無く、ゆるーく当時を思い返しながら書いていこうと思う。番外編としてあくまでもオマケで。
せっかくこれを機にnoteを始めたわけだしね。すっかりハマり、暇さえあればジャンルを問わず読みふけって楽しんでいる自分がいる。


昔のチケットを眺めていたら懐かしくて懐かしくて。いろんな記憶が蘇ってきてしまった…。
ただし、30年も前の記憶。記憶が入り混じって、実際とは少し違ってしまっているところがあるかもしれない。その点はご容赦願いたい。

93年のJリーグ開幕当初、キャパ1万人の駒場のチケットを確保する事はとてつもなく難しいものだった。毎試合が争奪戦で、発売日の朝10時にはサポーター同士がライバルになる…

この時代の販売形式は「店頭+電話」または「電話のみ」が基本。

「店頭販売有り」の場合、チケットぴあ店頭に並んだとしても、先頭に並んでいないと安心が出来ない。パソコンを操作する店員さんの腕次第で、何人目までチケットが行き届くのか予測が難しいのだ。
そのため、気合いの入った人たちは先頭をゲットするのに浦和から離れた人気ひとけの少ないぴあまで行く。
ホームゲームのチケットを買うためその都度遠征をする。今思うと凄いことだ。
当時中学2年の自分にはそんな軽いフットワークは当然無く、自転車を漕いで原山の長崎屋(現在ドン・キホーテ)か、浦和駅前のコルソのぴあに並ぶのが精一杯だった。
そりゃ初年度は外からの観戦(本編参照)が基本になるわけだ。それはそれで今でもイイ思い出なんだけどね。

人気の試合は「電話のみの販売」もあったし、店頭に並ばすに電話でチャレンジしたりもした。
「おかけになった電話番号は大変混みあって…」
怒涛のリダイヤル!
とは言っても我が家にあったのは黒電話。
指を真っ赤にしながらダイヤルを回し続けた(若い人には伝わらないな…)。
公衆電話や都内からかけたほうが繋がりやすい!なんていう裏技的情報を耳にしたこともあったけど、実際のところはどうだったのだろう。

○分くらいで繋がらなければ完売、という感覚が回数を重ねると不思議とわかってくる。
それでも繋がるまでは諦めきれなくて、売り切れを確認できて初めて自分を納得させることも少なくなかった。

今はインターネットでポチッとするだけで簡単に購入できるんだからホント便利になったよね。
当時に今のインターネット販売があったとしたら間違いなく「秒」で瞬殺だろう。

翌94年、そんなチケットの入手に苦労していたところに救世主が現れる。
レッドボルテージでキャンセルチケットの販売が試合毎に行われたのだ。
前年3試合しか駒場に入れなかった自分にとっては朗報でしかない。
各試合100枚だったか150枚という決して多くはない数ではあったが、並んだ人のうち何人まで買えるかわからない一般販売のドキドキ感と違い、その数に入れば確実に購入出来るという安心感があった。 
一般販売で買えなかった際の敗者復活戦だ。

販売は週末の朝。
確実にその数に入るには…
そう、前日の営業時間終了と同時に並ぶのだ。

人生ではじめての徹夜

深夜の浦和の街

大人たちに混じり、中3になりたてのガキがシートを敷いて朝まで並ぶ。
学校でも当然Jリーグは人気だったものの、徹夜をしてまでしてチケットを手に入れたいと必死になるのは自分だけで当然ボッチだ。
今思えばよく補導されなかったな…
でもすごく治安は良かった。みんなルールをしっかり守って並んでいたし、大きな騒音なんかを出す人もいなかった。
並んでいるとジュースやお菓子をくれる人や、優しく声をかけてくれる人もいた。
そこだけはガキで良かったのかもしれない(笑)

親も並ぶことを容認してくれて協力的だった。その点感謝している。

94年、リーグ戦のホームゲームは全22試合。駒場と大宮(2ndステージより駒場改修工事のため)ではそのうち15試合が行われた。国立や地方でもホームゲームの開催があったので若干少ない。

当時のチケットを見返す。
この年の観戦数は、レッドボルテージの敗者復活戦のおかげで飛躍的に伸びた。駒場・大宮15試合のうち11試合を観戦できた。
ではそのうちどれだけ徹夜でチケットを手に入れたのかというと…
7試合!
チケットには発券された店舗の名前が印字される。レッドボルテージで購入したチケットの欄には「三菱浦和フットボールクラブ」と印字されているので見分けがつくのだ。

この7試合の中で今でも忘れない印象的な試合がある。

それはまた次回!

あっそうそう、この徹夜で入手したチケット。券種は大人しかなくて中学生の自分からすると倍の2,000円を払っていたので痛かった(笑)

本編も是非よろしくお願いいたします!
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