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【ヨーロッパ2ヶ月周遊記録】#04 スウェーデンで行って良かった美術館

私の旅行中の楽しみのひとつは美術館を巡ること。
私は美術館に飾られているものだけでなく、美術館の建築や展示方法、併設されているショップやカフェなど全部含めて美術館という施設が好きです。

そしてそれらを総合的にみて「この美術館が好きだな、おすすめだな」と思える美術館を紹介していきたいと思います。
もし今後北欧を訪れたいと考えている人はぜひ参考にしてもらえるとうれしいです。

と、ここまで書いておきながら、実はスウェーデンでは4つしか回れませんでした…。
4つ、というと多そうに見えますが、実は主要なスウェーデン国立美術館と近代美術館に行き損ねてしまったのです。
理由は、行く予定にしていた日が月曜日で、それらの美術館が定休日だったから。
1カ国目だったので国立美術館は行きたかったのですが、スケジュール的に断念。
ヨーロッパの国立美術館は定休日がある場所も多く、国によって曜日も違うので要注意です…!

ですが、もともと優先順位が低めだったけれど、行ってみてとても良かった美術館があるので、そちらをご紹介します!
展示の感想(長め)も含まれているので、美術館のみ知りたい人は飛ばしてください。。笑



1. フォトグラフィスカ(Fotografiska)


スウェーデンで行った中で1番よかった美術館は、フォトグラフィスカ(Fotografiska)です。

ここは写真のミュージアムで、入場料は少し高めでしたが、良い展示をやっているという口コミを見て行くことに。

入り口はこんな感じ。

謎のオブジェ


後々調べてみると、ニューヨークやベルリン、上海などにもあるみたいでした。

いつも3つほど展示をしているようで、私が行ったときはこちらの3つの展示でした。

Ikram Abdulkadir - I See You in Home
https://www.fotografiska.com/sto/en/utstallningar/emerging-artists/

In Bloom
https://www.fotografiska.com/sto/en/utstallningar/in-bloom/

Diana Markosian - Santa Barbara
https://www.fotografiska.com/sto/en/utstallningar/santabarbara/

どの展示もとても良くて、展示の写真をたくさん撮った気がしていたのですが、なぜか外観とレストランの写真しか残っておらず…
写真が禁止だったのか、実は撮った気がしていただけなのか謎ですが、もし気になる方がいれば、リンク先を見てみてください!

特に作品の美しさや展示のライティングも含めて好きだったのは「In Bloom」の展示。
16人のフォトグラファーがそれぞれ自然を撮影している展示だったのですが(CGっぽいものもあった)、写真家による自然の切り取り方の違いもおもしろかったし、とにかく写真が美しかったです。

展示の写真は見つからなかったのですが、写真家の方々を調べたときのアーカイブは残していたので、気になる下記のリンクからそれぞれの写真家のHPから作品を見てみてください!

http://www.lorinix.net/the-city

https://www.origersht.com/copy-of-home-1

https://www.cigharvey.com

http://www.estherteichmann.com

https://www.brendanpattengale.com

https://adestefano.com/work

http://www.catherinenelson.com

https://www.heleneschmitz.se/works

https://www.yanwangpreston.com

http://inkaandniclas.com/#/family-portraits/20


「I See You in Home」の展示もとても興味深かったです。
スウェーデンを拠点に活動する若手の写真家枠の展示で、フォトグラファーのIkram Abdulkadirさんはスウェーデンに住む、黒人でイスラム教徒である家族や友人などを撮影している方でした。
彼女の写真からは周りの人たちへの愛だけでなく、自分たちがスウェーデンに住む黒人でイスラム教徒であることに対する様々な思いが感じられました。

ヨーロッパにはたくさんの移民がいて、人種の多様さをひしひしと感じましたが、ときにはやっぱり差別的な人もいるということを聞いたりもしたので、移民やその家族にもいろいろな思いがあるのだろうなと感じました。

フォトグラフィスカは入場料が高めと書きましたが、3つの展示がボリュームたっぷりで見られて満足できたので、観賞後はお値段にも納得しました。

ちなみにミュージアム内のレストランも眺めが良く、店内もおしゃれで素敵でした!

展示をじっくり見たらかなり空腹になって、お値段は少しお高めでしたが我慢できず入店…!笑

店員さんにおすすめを聞いて注文したピザがめっちゃおいしかった…!
おそらくビーガンメニューでアスパラしかのっておらず、全然期待してなかったのですが笑、まるごと1枚ペロリでした!

展示、レストラン、ミュージアムショップ、総合的にフォトグラフィスカがダントツ1番良かったです。


2. ヴァーサ号博物館(Vasamuseet)

次に紹介するのは、ヴァーサ号博物館(Vasamuseet)です。

もともと行く予定はなかったのですが、ホステルで出会った人たちがすごくおすすめだと言っていたので行ってみることに。

沈没したヴァーサ号を引き上げて修復して展示している博物館なのですが、めちゃくちゃ船が大きくて迫力満点でした!

細かい装飾もすごい船でした…!

最初何も知らずに行って、ヴァイキングの船かと思っていたのですが、もう少し後の時代の王室の軍艦みたいです。

ヴァーサ号の歴史を学べたり、様々な発掘品を見ることができます。

遠足かなにかで来ているキッズがたくさんいたのですが、ちょっとしたゲームだったり、当時の様子が再現されていたり、子どもにも楽しめる工夫がされている博物館だと感じました。

カフェもついていて、入ってはいませんが、良さげな雰囲気でした!

ちなみに、博物館の前で売っていたジェラートもおいしかったです。

ラズベリー味


3. Nobel Prize Museum (ノーベル賞の博物館)


次に紹介するのはNobel Prize Museum (ノーベル賞の博物館)です。

この博物館はストックホルムの有名な観光地であるガムラスタン(旧市街)の中心部に位置していて、ガムラスタン観光ついでに行きやすい場所だと思います。

正直ここはトイレに行きたかったから入ったような感じだったのですが、意外に展示の仕方が工夫されていておもしろかったです。

ちゃんと展示内容を見ようと思ったらスウェーデン語か英語を読まなければいけないので、私は気になったものだけ少し説明を読んだりしました。

私は食べませんでしたが、併設のカフェではノーベル賞授賞式の晩餐会で出るアイスが食べられるみたいです!


4. Gotlands Museum Fornsalen



最後に紹介するのは、ストックホルムではなく、ゴットランド島のビズビー(Visby)にあるGotlands Museum Fornsalen。

泊まったホステルからとても近かったので行ってみたのですが、入ってみると意外と入り組んでいて広く、展示物もたくさん。

ここにも遠足らしきキッズがたくさんいました。

映画のミッドサマーにでてきそうな、ルーン文字が書かれた石盤や周辺の海から見つかったもの、昔のゴットランドに住んでいた人々が着ていたもの、使っていたもの、歴史など…

映画ミッドサマーを思い出す石版

あまり期待せずに行ったのですが、とても楽しめました。

レストランではランチビュッフェがあり、ストックホルムより安めの価格だったので食べてみることに。

外で食べる人も多め。ワンコ連れて来てる人も。

なかなかおいしかったです!


美術館の紹介なのに食べ物の写真も多めでしたが笑、スウェーデンの空気を感じられたり、参考になればうれしいです。

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