見出し画像

【ヨーロッパ2ヶ月周遊記録】#07 セントマーチンズでの5日間のデザインショートコースの記録(制作した作品あり)

割引あり

※途中まで無料で読めます!

ロンドン芸術大学ualのカレッジのひとつ、セントマーチンズ(Central Saint Martins)で2023年7月最終週に、100 Design Projects Short Courseという5日間のショートコースを受講したので、そのときの記録を。


もうひとつ、Chelsea college of art でも3日間のArt director short course を受講したのですが、講義+グループワークが中心で難しい単語がわからない部分も多かったので、うまくnoteに記す自信がなく、100 design project の方がモノも残っていて書きやすいので、こちらを残そうと思います。

100 Design Projects Short Course の講師の先生はRod Judkins さんという先生でクリエイティブシンキングに関する本をいくつか出版していたり、Central Saint Martinsでもたくさんのコースを担当されている先生です。


このショートコースは5日間、10:00-16:00のコース。この時間の中で、たくさんの課題を10〜20分ほどの制作時間でとにかくこなしていきます。

この講座ではPCは全く使わず、画用紙やコピー紙、たくさんの雑誌、マーカーや色鉛筆、木炭やコンテ、糸や針金などさまざまな素材が用意されており、完全にアナログでどんどん手を動かしてつくります。

それぞれの課題はとてもユニークで、朝学校に来るまでのマップをつくるというものから、橋のデザインを考えるというもの、金正恩のアクセサリーをデザインするという課題やイーロンマスクの家の紋章を考えるという課題まで。
これはほんの一部で、記事の後半に全てのせますが、ひとつひとつの課題がおもしろいものばかり。
課題の前に、こういう事例もあります、と説明があってからつくることもあれば、課題のみ口頭で説明というのも多かったです。

とにかく制作時間が短いので、迷っているヒマがなく、10分で制作する課題だったら5分でアイデアを考えて、残り5分で手を動かしたりする必要があり、全然おもしろいアイデアが浮かばなくても、とりあえず始めてどうにかするしかない、と思いながらつくっていました。それでも間に合わなかったら昼休みの時間に少し進めたりもしていました。

そして、1日の最後にはみんなが壁に作ったものを貼って、講評があります。講評と言っても、1日だけでも制作物が多いので、先生が「この中でお気に入りのものはどれですか?」「その理由は?」とそれぞれに聞いていって「私はこれが良いと思ったよ」と先生が良いと思った作品やその理由を話してくれるといった感じでした。そして「みんなはどう思った?」と制作者以外のみんなにも意見を聞いて、講評されている子の作品に対して、みんなそれぞれ思いついた人が「私はこれが好きです」「私はこの部分が良いと思いました」と、みんなポジティブな意見を言い合っていた印象でした。

参加人数はたしか10人ちょっとくらいで、大学生の夏休みで来ている子たちから、社会人でもっとデザインを学びたくて来ている人たち(私もそう)、社会人で今までアートやデザインと全く別の仕事をしていたが興味があって参加した人たち、アートやデザイン関連の活動や仕事をしているおばさままで様々。

参加している人の出身の国は、少しあやふやですが私の他に日本からきている人が2人いて、イギリスの人も2人くらい、メキシコからも2人くらい、あとはベルギー、アメリカ、アルゼンチン、ブラジル、カザフスタン?かどこかから1人ずつ、だったように思います(もしかしたら忘れてる人もいるかも)。

みんなそれぞれ考え方や好みも違って、最後の講評のときにみんなの作品を見るのも楽しかったです。

つくっている時間はとにかく集中しているので、朝はじまる前や休憩時間、ランチの時間、終わってからの時間で他の受講生とおしゃべりして仲良くなったり、最後にインスタを交換したりして、今も繋がってる人たちがいることも受講してよかった理由だなと思います。


さて、ここからは課題の内容と、私が実際につくった作品を紹介していこうと思います。
(一部記憶があやふやな部分や、私の脳内で訳していたので、翻訳が間違っている部分もあるかもしれません…笑)


そこそこお値段のする受講料なのに無料で記事を公開してよいものか不安になってきたので、細かい課題内容と制作した作品部分は有料とさせていただきました…!

その分、かなり詳しい内容になっていると思いますので、ご興味ある方はぜひ…!

ここから先は

4,253字 / 72画像

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?